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マユツバかどうかは気の持ちよう――PC向け「液状系」アイテム2種を試す週末アキバPick UP!レビュー(1/3 ページ)

アキバに登場したこだわりパーツをとりあえず試す「週末アキバPick UP!レビュー」。今回は、2月11日の調査で発見したセイシン製の制振塗料「SPI-015」とCoolJag製グリスクリーナー「ISOPAR」をチェックした。

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 今回紹介する製品は“液状系”がキーワード。

 自作PCまわりで液状系製品と言うと、CPUに塗るグリスや、水冷キットに使用する冷却水などが思い浮かぶが、最近それ以外にそれ系製品が登場している。今回はセイシン「SPI-015」、CoolJag「ISOPAR」という製品を試してみた。

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左はセイシン「SPI-015」(実売価格:3000円前後)、右はCoolJag「ISOPAR」(実売価格:3000円前後)

塗りたくることで振動を抑える、“M2052”入り塗料

 夢の制振合金粉末“M2052”なるものが混ぜられた塗料が「SPI-015」だ。

 M2052はゴム並みの衝撃吸収性と、構造材料としても使える剛性を両立した材料で、オーディオ機器などにも採用されているという。セイシンによると、塗面0.1ミリほどの薄さで十分な効果があり、パーツに塗るだけで制振が可能。ケースの側面やシャシーなどに塗ることで振動による騒音発生を抑え、HDDなどに塗ることで内部の振動を低減させる。HDDへの効果として、エラーが軽減され性能アップが期待できるとのことだ。

 なお、SPI-015の原液は筆などで塗れるように、ラッカーうすめ液などで希釈して使う。イメージとしてはプラカラーのよう。塗ってしばらくすると固まる、それを落とす時は有機溶剤にて、という感じとなる。

 ちなみに今回試したSPI-015は絶縁製品で、コンデンサやIC部分などにも使用できる。一方SPI-015-Pという導体製品も存在する。

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塗面は、このくらいの濃さで塗ると効果が期待できるという
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裏側のチップと、カバー全体を塗りたくった。換気しながら使おう

誤差範囲内かもしれないが……最大2%ほど向上

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