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BenQが考える“デザイン”の重要性とその相乗効果(1/2 ページ)

国内では、液晶ディスプレイや光学ドライブなどで知られるBenQが都内ホテルで記者会見を開催、BenQ CEO K.Y.Lee氏、同社アジアパシフィック社長Adrian Chag氏らが、同社のワールドワイド戦略、そして国内における今後の動向・戦略を述べた。

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 ベンキュージャパンは5月24日、都内ホテルで記者会見を開催した。BenQコーポレーションCEO K.Y.Lee氏、同社アジアパシフィック代表取締役社長Adrian Chag氏らが来日・出席し、同社のワールドワイド経営戦略に加え、2005年度以降における国内での動向・戦略を述べた。

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BenQアジアパシフィック代表取締役Adrian Chag氏(左)、BenQコーポレーションCEO K.Y.Lee氏(中央)、ベンキュージャパンディレクターDavid Deng氏(右)

 同社は国内で液晶ディスプレイ、液晶プロジェクタ、光学ドライブ製品を、他国ではノートPC、ポータブルオーディオプレーヤー、携帯電話、スキャナーも加えて販売している。2004年度売り上げはBenQコーポレーションで49億USドル、ベンキューグループ全体で105億USドルに上る。

 なお日本国内での業績は2002年約9億、2003年約19億、2004年約35億円とかなり高い成長率で増加しており、2005年度は約55億円の売り上げ(BenQ全体で2008年までに総収入100億USドル)を見込んでいる。

 K.Y.Lee氏は、同社が掲げる「Designing Enjoyment」という企業理念により、とりわけデザインの重要性を説く。このことは単なる見栄といった格好付けではなく、企業としての行動や選択はもちろん、新テクノロジーや製品特性、機能などの開発方針にも大きな影響を与えることだという。

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同社の考えるプロダクトポートフォリオ。製品の原材料の軸となる「Crystal」を中心に、Communications(携帯電話、ワイヤレスネットワーク)/Computing(PC、ディスプレイ、PC周辺機器)/Consumer Electronics(プロジェクタ、液晶TV、デジタルAVなど)、これら3Cをデザイン・ブランド力などを意味する「Cool Bland」が囲う形状となっている
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「ライフスタイルデザインセンター」というデザイン部門を設置している。同社は部門別のほか、全社的な複数のデザインチームも存在する。“デザイン”のこだわりは全方面への相乗効果を得る要因ともなっている
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正反対の融合させるという概念も今後の方向性を決める1要因となる。米IBMやデルなどのブランディングカラーは合理的・ロジカルといった意味合いを持つ「青」、東芝・富士通・トヨタなどは消費者寄りの意味合いのある「赤」というカラーイメージで例え、同社ではそれらが融合・混ざった「紫」を目指すという

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