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液晶付きで単体操作も可能な、生PEG対応HDDビデオ/オーディオプレーヤー──「MovieTank II」自作HDDプレーヤー(2/4 ページ)

生PEG再生が可能なHDDプレーヤーキットの走りといえる、挑戦者「MovieTank」がモデルチェンジした。本体のみでも操作可能な液晶パネルと操作ボタンを本体に搭載し、リビング設置にも耐えうる外観デザインをまとい、操作性が大きく向上したとのことで、早速その使い勝手を試してみた。

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連続再生が基本となる、分りやすい操作性

 操作性はかなり良好だ。再生したいメディアタイプを選択し、HDDのフォルダを辿って再生ファイルを選択していくだけ。ファイル一覧画面で再生ボタンを押すと、フォルダ内の先頭のファイルからの再生となってしまうなど、決定ボタンと再生ボタンの挙動が異なっていたのは若干とまどったが、使い分けができると理解するようにしたい。

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まず再生したいメディアタイプを選択し、後はフォルダの階層を辿って再生したいファイルを選択する。一覧ではファイル名の先頭42バイトぶんが表示できるほか、フォーカスしたファイルは横スクロールするのでファイル名をすべて確認することもできる

 ちなみに決定ボタン/再生ボタンのどちらで再生を開始しても、1つのファイルの再生が完了すると次のファイルの再生を開始するようになっている。基本的には連続してファイルを再生する仕様だ。

 ファイル一覧では「前へ」「次へ」ボタンでページスクロールが可能で、「巻戻し」「早送り」ボタンで先頭/最後のファイルへの移動もできる。さらにファイル一覧画面では「停止」ボタンで1つ上のフォルダ階層に移動でき、フォルダの階層移動も楽だ。

 再生中に「情報」ボタンを押すと再生中の位置など含め詳細なファイル情報が確認可能で、早戻し/早送り再生時などは「x倍速早送り」といったようにオンスクリーン表示も行われる。

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「情報」ボタンにて再生中の位置や映像と音声のコーデックなどのファイル情報が確認できる(左)、「x倍速早送り」といったようなオンスクリーン表示がなされる(右)
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時間を指定しての再生位置の移動は、同時に総再生時間も表示される。リモコンに数字キーはないが、上下キーで数字入力、左右キーで入力位置移動ができ、とく不便は感じない

 上下キーを押しっぱなしでの連続スクロール操作はさほど高速ではない印象だが、ほかのボタンを利用した操作性がおおむね良好なので、ファイル選択操作時にいらいらするといった負のイメージは感じなかった。

 なお、DVD-VideoのISOイメージもそのまま再生可能だ。家庭用HDD/DVDレコーダーである東芝「RD-XS57」で2層DVD-R DLメディアほぼいっぱいになるようにダビングし、ISOイメージファイル化した約8.5Gバイトのファイルも問題なく再生できた。もちろんメニュー操作にも対応している。

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DVD-VideoのISOイメージもそのまま再生可能。DVD-Videoのようなメニュー操作もリモコンなどにて行える

 音楽再生時には少し操作体系が異なり、現在再生している楽曲を再生したまま、次に再生したいファイルを指定することもできるようになっている。

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現在の曲を再生したまま、次に再生したいファイルを選択可能。ブルーバックで囲まれたファイルが再生中のもの、イエローバックで囲まれたファイルが次に再生すると指定したもの

難点がないわけではないが、本体のみでの操作も十分使える

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