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複合機の最新モデルとおすすめ機種PC USERが注目する(4/4 ページ)

満を持して投入した、最新プリントエンジンを搭載する最上位モデルからお手頃価格のエントリー機まで、複合機全4モデルをレビュー。

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日本ヒューレット・パッカードのドライバー

 日本HPのプリンタードライバーのトップページは目的指向のインターフェイスになっており、「写真印刷」「はがき印刷」といったタスクを選ぶことで、最適な設定がなされる仕組みだ。また、手動設定用の各タブには、そのいずれにもプリセットした設定登録を呼び出すプルダウンが付いており、簡便な操作性をアピールしている。さらに、HP Photo smart 3310/3210/2575/8230は用紙判別センサーを搭載するため、用紙サイズ/種別や印刷品質もプリンター任せにできる。このあたりは日本HPの真骨頂といえる部分だろう。

 一方で、スキャナードライバーはシンプルな作りにとどまる。サムネイルプレビューには非対応で、マルチクロップ機能はHPソリューションセンターからドライバーを起動したときしか利用できないため、特にフィルムスキャン時は操作が煩雑になりがちだ。ちなみに、シャープのUX-MF30CLは日本HPと共通のプリンタードライバーを採用する。もちろん、用紙判別センサーも実装しているので各種の自動設定が可能だ。スキャナードライバーは独自の設計だが、こちらもシンプルな作りであることには変わりない。


トップページの「印刷機能のショートカット」タブでは、8種類あるタスクから目的に合うものを選ぶことで最適な設定がなされる。ただ、手動登録したプリセットはここでは選べないのが残念だ。

用紙判別センサーを搭載するモデルでは、用紙の種類やサイズを自動設定にできる。また、フォトトレイを搭載した上位モデルでは、用紙サイズによって給紙方法を自動選択するのがうれしい。

カラーマネジメントの項目に、新たにICMが追加された(HP PSC 1510やA6対応モデルを除く)。そのほかの設定は従来どおり、ColorSmart/sRGB、Adobe RGB、アプリケーションによる管理だ。

エプソンやキヤノンの製品に比べると、スキャナードライバーは機能面で譲るところだ。色調整がカラーホイールであるのも、できれば改善を望みたい。

提供:日本ヒューレット・パッカード 株式会社
ソフトバンク クリエイティブ株式会社 PC USER 12月号『複合機・プリンター コンプリートガイド』 より抜粋

制作:ITmedia +D 編集部/掲載内容有効期限:2006年1月17日

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