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「どこでもテレビ」もこれなら満足──ソニー「VAIO type T」(2/4 ページ)

新しいVAIO type Tのスペックは従来モデルとほぼ同じ。「なぁーんだ」と思っていたらなにやら怪しげなアンテナが本体に。えっ、これってワンセグ対応ですか。ということで、よせばいいのに極寒の街に繰り出してみた。

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キーボードは一面シルバーでキートップが凸状に形成されている。このサイズのノートPCとしてはキーピッチは十分確保されている。小さいノートPCでよくある「キー入力中に指が擦れて不快」ということはない。打鍵した力をがっちりと受け止めてくれるが、もう少しキーストロークが欲しいところ(と従来モデルのレビューでも書いていた)


きめ細かい電力管理ができるのもVAIO type TをはじめとするVAIOノートPCの特徴。液晶パネルの輝度、HDD運転のオンオフ、CPUモードの設定にとどまらず、内蔵デバイスの電源供給オンオフ、ファンのコントロールなど多岐にわたる


正面手前右寄りにはサウンド系端子とそのアイコン、ワイヤレスデバイスのインジケータが並ぶ。「マイク」「ヘッドフォン」のアイコンの下にそれぞれの端子があるのに「ミュート」の下には「ボリューム大」ボタンがある。音を消すつもりで音を大きくしてしてしまったのは私だけか?

VAIOオーナーメードモデルでワンセグチューナーを搭載

 耳にする機会が多くなってきた「ワンセグ放送」は、移動体端末での利用を想定した放送サービスで、地上デジタル放送の電波にのせて送信される。ワンセグ放送を提供している放送局の地上デジタル放送が受信できるエリアならば、VAIO type Tでワンセグ放送を利用できることになる。


VAIO type Tのアンテナは弾力性のあるプラスチック製。どっかに引っ掛けて「ポッキリ」と折れる心配はないが、(試作機のためか)使っているうちにだんだん外に向かって曲がってきてしまった

 ITmediaでもすでに紹介しているように、このサービスは主に携帯電話やPDAといった移動端末で利用することを想定している。

 先日、ワンセグ放送対応の携帯電話「P901iTV」「W33SA」が登場して、2006年4月1日からの本放送に向けて現在は試験放送中であるにもかかわらず、ケータイユーザーの関心は高い。

 小型軽量で長時間バッテリー駆動が可能、とVAIO type Tもワンセグ放送に対応した「移動端末」の資格は十分あるが、しかし、もっと軽くてバッテリーが持ち、移動中で見たくなったらすぐに使えるケータイがあるならば、多分そちらでワンセグを見るだろう。となると、ノートPCでワンセグ放送を利用するための「プラスα」がVAIO type Tに求められることになる。

 VAIO type Tのワンセグ放送機能のえらいところは、ただ「PCでワンセグ放送が見れるようになっただけでなく、PCで使うための付加価値を用意しているところだ。

 VAIO type Tでワンセグ放送を視聴する場合、「VAIO モバイル TV」というソフトを使う。表示モードは2つ用意され、ひとつはワイドサイズを生かして画面の脇に固定サイズで表示するモード、もうひとつは表示画面の位置をフリーにして、場所とサイズを変更できるモードだ。


VAIO type Tでワンセグ放送を利用する場合、「VAIO モバイル TV」を使う。このソフトで視聴、録画(再生は録画したVAIO type Tのみ)、データ放送受信(チャネルリストに「i」のアイコンが表示される)、さかのぼり再生を行う

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