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正当進化……それとも退化? 新型TeraStationを試す(4/4 ページ)

バッファローから発売されたTeraStation TS-TGL/R5シリーズは、TeraStationの3シリーズめにあたるネットワーク接続型HDD(NAS)だ。金庫を摸したデザインから、小型PCのそれへと装いを新たにしているが、肝心の中身はどう変わったのだろうか。

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ジャンボフレームの効果は絶大

 ベンチマークテストの結果は以下の通り。


測定にはCrystalMark 2004(ひよひよ氏:http://crystalmark.info/)を使用

 最適なフレームサイズは経路となるハブ、クライアントPCの設定によっても変わるが、表を見て分かる通り、書き込み時のジャンボフレームの効果が大きい。逆に、ジャンボフレームを使わなければ1000Base-Tと100BASE-TXの差はあまりないので、ギガビットイーサ環境ならばこれを利用しない手はないだろう。ちなみに、デフォルトの設定ではジャンボフレームは無効になっているので注意したい。

信頼性を重視するなら買い

 TS-TGL/R5は、ビジネス用途としてきっちりと仕上げてきたという印象が強い。遊べる要素は少なくなった、というかほとんどなくなってしまったため、通常は純粋にファイルサーバとして利用することになるだろう。もちろん、内部的にはLinkStationや前シリーズのTeraStationと大きく変わっているわけではないので、自己責任のうえで「遊んで」しまうことも可能だが、そもそもNASに何を求めるのかを考えれば不満はないはずだ。むしろ、「改造」の2文字がクローズアップされがちなこの種のNAS製品群の中で、王道を地で行くTS-TGL/R5の対抗馬は見あたらない。その点をはっきりと理解しているユーザーにとっては非常に魅力的な製品だ。

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