ワンセグ予約録画、はじめました――ソニー「type T」夏モデル発表
ソニーマーケティングは、モバイルノートPC「VAIO type T」シリーズ2機種を発表した。Napaプラットフォームに刷新されたほか、ワンセグ放送の予約録画に対応したのが見どころ。
ソニーマーケティングは6月12日、モバイルノートPC「VAIO type T」シリーズの店頭モデルとして「VGN-TX72B/B」と「VGN-TX52B/B」を発表した。予想実売価格はVGN-TX72B/Bが23万円前後、VGN-TX52B/Bが22万円前後。
VAIO type Tシリーズは、LED液晶や高密度に実装された基板を採用することで、厚さ21ミリ(最厚部28.5ミリ)の薄型筐体を実現したモバイルノートPC。2006年夏モデルではIntel 945GMS Expressベースのプラットフォームに移行し、システム性能とバッテリー駆動性能を向上した。CPUは店頭モデルがULV Intel Celeron M 423(1.06GHz)、OWNER・MADEモデルがIntel Core Solo U1400(1.2GHz)となり、バッテリー駆動時間は、標準バッテリー搭載時で約7.5時間(店頭モデル)/約10時間(OWNER・MADEモデル)まで延びている。なお、バッテリーの仕様は従来と同じで流用が可能。
セキュリティ機能の強化もトピックだ。指紋認証センサーとセキュリティチップ(TPM Version 1.2準拠)の搭載により、情報漏えい対策が施されている。また、内蔵3Dセンサーが本体の落下や傾きを検知するとHDDのヘッドを退避させて破損から保護する「VAIO HDD プロテクション」も装備した。
このほか、ワンセグ放送の録画予約が可能になったのも見どころの1つ。これはテレビ番組表サイト「テレビ王国」のiEPGチューナー選択機能(同機能を利用できるのはメンバー専用サービスのMyEPGのみ)を使うことで予約録画を行う仕組みだ。また、インターネットを利用できないときでも、1日分程度の番組情報なら電波上から取得したり、手動での予約録画にも対応する。そのほかの便利機能として、(前の番組が延長して)録画終了予定時刻を過ぎても、めあての番組を最後まで録画する“録りきり録画”も追加された。
なお、従来モデルではCTOのみ選択可能だったワンセグ放送チューナーは、店頭モデルの上位機であるVGN-TX72B/Bにも搭載されている。主な仕様は以下の通り。
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