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アキバで見かけた“かなりのアレ”の裏事情週末アキバPickUP!(3/4 ページ)

アキバ各ショップをITmedia取材班が調査、注目商品をピックアップする「週末アキバPick UP!」。今週のキーワードは「突如出回った激安CPU付きマザー」「Core Duoブーム再燃?」「ASUSの物理演算カード」「1000円でジャンク屋めぐり」だ!

ASUSTeKの物理演算カード「PhysX P1」

 今週の木曜日、ASUSTeKの物理演算カード「PhysX P1」が複数のショップに入荷した。価格は4万円弱で在庫は少数。

 PhysX P1は、AGEIA製PPU(物理演算プロセッサ)である「PhysX」を搭載するPCI型の拡張カード。5月17日に登場したBFG「BFGRPHYSX128P」に続く2つの物理演算カードとなる。ハードウェアの仕様はほぼ同じで、目に見えて違うのは「PhysX P1はPPUクーラーが光らない点だけ」(パソコンショップ・アーク)。

 ただし、付属するゲームソフトの数は異なる。PhysX P1は製品版ソフト2本と、デモ版1本をバンドルするが、BFGRPHYSX128Pは1本だった。物理演算カードは3Dオブジェを物理法則に従って動作させるアクセラレーターで、対応するソフトでないと機能を発揮できない。現状では対応した市販ゲームがほとんど出回っていないので、性能を体感するためにもバンドルソフトが重要になってくるのだ。

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BFG製と異なりファンは光らない(写真=左)。背面ブラケットにはAGEIA製PPUのロゴがプリントされている(写真=右)

 購入層を想像しにくいこの製品だが、入荷したショップでは調査当日の金曜日に売り切れているところもあった。高速電脳は「(PhysX P1を買うのは)ゲーマーというより、純粋に物理演算処理を楽しみたいコアなユーザーだと思います。当店で購入した人はPhysX P1を堪能するためにグラフィックスカードも一緒に買っていかれました」と話す。

 世の中には純粋に物理演算を楽しみたい人、がいるらしい……。

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