ゼロスピンドル“U”の「それってどうなの?」第1回
何かと噂のVAIO type U。なかでも注目なのがHDDを搭載しないこのモデルだ。気になるゼロスピンドル“U”の「疑問」を調べるこのコーナー。まずはパフォーマンスに関する質問からお答えしよう。
質問:ゼロスピンドル“U”のHDBENCH結果はどうなの?
フラッシュメモリをメインのデータストレージに使うゼロスピンドル“U”は、その耐衝撃性とともにデータアクセスの速さも期待されている。先日のレビューで掲載したPCMark04、PCMark05でもHDD関連テストはVGN-UX50の3倍強の値を出していた。
では、ベンチマークテストとして長い歴史を持つHDBENCHではどんな値を示すだろうか? HDBENCH Ver.3.30を用いて、ゼロスピンドル“U”とVGN-UX50の結果を並べてみよう。
なお、それぞれが搭載するCPUは前回のレビュー同様、ゼロスピンドル“U”が超低電圧版のIntel Core Solo U1400(動作クロック1.20GHz)で、VGN-UX50が超低電圧版 Intel Core Solo T1300(動作クロック1.06GHz)となっている。CPU関連の項目やグラフィックス関連の項目はCPUの違いが出ていると考えられるので留意していただきたい。
「Integer」「Float」といったCPU関連項目、Memoryの読み書き、描画関連の各テストの結果はゼロスピンドル“U”がCPUのクロック分だけ速い結果となっている。劇的な差がついているのはやはりHDD関連のテストで、「Read」「Write」「Copy」(データサイズは1Gバイトに指定)ともにゼロスピンドル“U”はHDDを搭載したVGN-UX50を大幅に上回っている。
ReadとCopyのテストでゼロスピンドル“U”がHDD搭載モデルの5倍弱という値を出しているのに対して、Writeテストでは2倍強という結果になっているのが興味深いところだ。
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