デュアルコアTurion 64 X2を搭載したベーシックLaVie L登場
NECは8月1日に15インチワイド液晶ディスプレイ搭載の2スピンドルA4ノート「LaVie L」3モデルを発表した。出荷は8月上旬からで予想実売価格は最上位モデルで21万円前後。
今回発表されたLaVie Lは「LaVie L LL590/GG」「LaVie LL570/GD」「LaVie LL550/GD」の3モデル。すべてのモデルが15インチのワイド液晶ディスプレイを搭載する。最大解像度は1280×800ドット。光学ドライブは3モデルともDVD±RW DL DVDスーパーマルチドライブを内蔵している。サイズは幅360×奥行き260×厚さ36.6~40ミリ、重さが3.1キロ。
最上位モデル「LL590/GG」とミドルレンジモデル「LL570/GD」はAMD製のモバイル向けデュアルコアCPU「Turion 64 X2 TL-50」(動作クロック1.6GHz、TDP31ワット)を搭載。全モデルでグラフィックスコアを内蔵した総合型チップセット「Radeon Xpress 1100」を採用し、メモリもDDR2 533Mzをサポートする(メモリ容量はLL590/GGで768Mバイト、LL570/GD、LL550/GDで512Mバイト)など最新のパーツで構成される。
LL590/GGはワイヤレスTVユニット「AirTV」を同梱する。本体にアンテナケーブルを接続することなくTV番組をPCで利用できるため、AirTVを自由に設置できるだけでなく、ノートPCのように使う場所を変更するデバイスでTVの使い勝手が向上する。なお、LL590/GGのOSにはWindows XP Media CenterEdition 2005が導入されている。
今回発表されたLaVie Lは新デザインの筐体を採用する。薄さを表現するために、薄いパネルを重ねる構造を取り入れて複数のパネルで構成されたような外見となっている。それぞれのパネルは質感を変化させて「部分ごとに色を表現するレイヤー」を表現したとLaVie Lデザイン担当は説明する。
直販のNEC DirectでもLaVie Lの専用モデル「LaVie G タイプ L」が用意される。メモリとHDD、光学ドライブに店頭モデルにないスペック(メインメモリは1Gバイトと2Gバイト、HDDは120Gバイトと40Gバイト、光学ドライブにDVD-ROMとCD-RWコンボ)が選択可能。また、FeliCaカードリーダ搭載モデル、無線LANなし構成も用意された。
筐体カラーも店頭モデルの「スノーホワイト」以外にNEC Direct限定カラーの「ライムグリーン」が登場。この色選んだ理由としてデザイン担当者は「個性の表現」「かわいく」というキーワードを挙げている。
直販モデルの「LaVie G タイプL」のレビュー記事はこちら。
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