圧倒的ではないか我が軍は――な感じのNVIDIA:週末アキバPickUP!(2/4 ページ)
ATIとNVIDIA両陣営から新しいGPUが発表され、アキバにグラフィックスカードの新製品が多数出回った。今週のキーワードは「1950」「7950」「超フィット感マウス」「リングライトWebカメラ」だ!
4万円前後の“ハイ-ミドルレンジ”なGPU「GeForece 7950 GT」が登場
一方のNVIDIA陣営からも、金曜日に新しいGPU「GeForce 7950 GT」が登場。リードテックとXFX、ALBATRON、MSI、InnoVisionの5社からグラフィックスカードが販売されている。在庫はやや少数で、価格帯は3万7000円から5万円に収まる。
GeForce 7950 GTは、GeForce 7950 GX2の下位にラインアップされるGPU。性能はGeForce 7900 GTX以下で、間もなく終息するGeForce 7900 GT以上とされている。GeForce 7900GTからメモリ容量を2倍にし、GPUとDDR3メモリのクロック数を引き上げたのが特徴。コアクロックは550MHzで、メモリクロックは700MHzだ。
入荷したT-ZONE.PC DIY SHOPは「売れ行きはぼちぼちです。中途半端なグレードということもあって、様子見している人が大半ですね。日本人の予算設定に合いにくい製品ではあります」と話す。
アキバで人気のグラフィックスカードは、3万円以下で買えるミドルレンジタイプと、現行の最上位モデルに二極化している。某ショップは「4万円出せるユーザーは、もっとつぎ込んでハイエンドをめざす傾向にあります。日本の自作市場は世界的に見ると小さい規模になるので、ミドルとハイエンドの中間に売れ筋ゾーンを作るのは難しい。NVIDIAも日本に関して言えば、駄目もとで投入したと考えられますね」と分析していた。
捨て駒になる可能性もあると読まれているGeForce 7950 GTだが、投入のタイミングを称える声もある。同GPUは先週登場したGeForce 7900 GSと一緒に発表された。某ショップによると「成功する勝算が高いGeForce 7900 GSで市場を席巻したあとでGeForce 7950 GTを投入すれば、たとえ失敗しても印象は薄くなります。ユーザーニーズを読み切ったNVIDIAの王道的な戦略といえますよ」という。
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