世界中のPCを自分仕様に――多機能プレイヤー「wizpy」:名付けの親はゆうこりん
USBブートで接続先のPCにLinuxを起動できるメディアプレイヤーが登場する。発表会には同製品を「wizpy」と命名した小倉優子さんも出席した。
ターボリナックスは11月21日、USB接続の携帯プラットフォーム「wizpy(ウイズピー)」を発表した。製品の命名は小倉優子さん。販売台数や販路、サポート体制などについては未定だが、価格は3万円未満になる見込み。2007年2月に発売される予定だ。
wizpyは、Linux OSをブート可能な4Gバイトのフラッシュメモリで、接続するPCを問わず自分のデスクトップ環境をどこでも利用できるのが特徴。搭載OSは同社のTurbolinux FUJIをベースに開発されており、UIはほぼ同等という。また、単体でメディアプレイヤーとしての機能も備え、音楽(MP3/WMA/AAC/OGG)や動画(DivX)の再生をはじめ、静止画(JPEG)/テキスト表示、FMラジオやボイスレコーディングを行える。
発表会の冒頭でターボリナックス取締役財務統括 兼 CFO 岡田光信氏は、今回発表されたwizpyにより、マシンを共有するさいのプライバシーの問題や、ノートPCを携帯する労力から解放される利点を挙げ、「ユーザーの環境が“本当の意味で”ユビキタスになる」と自信を見せた。
wizpyの主なスペックは、メモリ4Gバイト(1~1.5Gバイトをソフトが占有)、1.71インチのOLED(220×176)を搭載。バッテリーは5200mAhのリチウムポリマーを採用し、駆動時間はMP3連続再生で約10時間となっている(充電はUSB経由)。本体サイズは42(幅)×84(奥行き)×12(高さ)ミリ、重量は60グラム。なお、8Gバイト以上のメモリを搭載した大容量モデルは「当面考えていない」(同社)。
なお、発表会には“wizpy(コードネーム:246)”の名付け親である小倉優子さんが登場し、自身のPC環境やwizpyの利用体験などを語った。「wizpyはすごい」そうです。
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