未来のホームネットワークをリアルに体験!?――NECショールーム開設:Vista搭載PCにいち早く触れる
NECおよびNECパーソナルプロダクツは、コンシューマー向けとしては久々となるショールームを開設した。
1人1台時代を見越したホームネットワークを体験してほしい
1月19日にオープンした「NEC・くらし・PC・わくわくリビングSupported by Intel」では、PCを使ったホームネットワークの楽しさを体験できる。NECがコンシューマー向けのショールームを開設するのは、1976年から2001年まで秋葉原のラジオ会館にあったBit-INN以来という。
一般公開に先だって行われた記者発表会では、NECパーソナルプロダクツ 執行役員 高塚栄氏と、NECパーソナルプロダクツ PC事業本部 マーケティング本部 プロモーション企画部 マネージャー 宮本保之氏が開設趣旨を述べた。
まず、ショールーム開設の背景としては「PCの世帯普及率が頭打ち傾向にあり、買い換えサイクルも長期化傾向になる中で、世帯内のPC所有台数は増加傾向にある」と説明。実際、2005年に世帯で「複数台のPC」を保有している割合が初めて「1台保有」を超え、それに伴ってホームネットワークの利用率(PC複数台のWeb閲覧と、プリンタ/ファイル共有など)が拡大していると述べた。PCが“1家に1台”から“1人に1台”という時代を見越し、2006年以降にホームネットワーク関連の技術が本格化する中で、PCの第2次成長期を創造していきたいという。
この第2の発展ステージのスタートに当たり、「インテルさんにショールーム開設の提案をしたところ賛同を得ることができた。1976年に開設したBit-INNはPCの普及に対して大きな役割を果たしたが、今回はホームネットワークの便利さや楽しさをユーザーの皆さんに実際に体験していただく場所として、情報発信基地として活用していきたい」とまとめた。
同ショールームは東京・新宿センタービルの地下1階にある。この地区は「PCのリテラシーが高い人が多く、地下通路だけで平日9万人、休日でも3万人の交通量があること、ターミナル駅に近く交通の便がよいことから選んだ」(宮本氏)という。
ショールームの面積は71平方メートルで、11時から19時まで年中無休(年末年始および新宿センタービルの休館日を除く)で営業する。開設期間は2年間を予定しており、来場者数は1500人/月を最低ラインとして想定している。
なお、ショールームの詳細はこちらを参照してほしい。
ひと足先にVista搭載モデルを体験できるショールーム
ショールームは、コンセプト別に5つのコーナーに分かれている。具体的には、リビングルームを想定し、ホームネットワークサーバを使ってコンテンツ配信を体験する「Living Room」、ホームネットワークで映像/音楽を体験する「Hobby Room」、ホームネットワークで動画や写真の編集を体験する「Study Room」のスペースが用意される。また、ショールーム中央部分には最新テクノロジーや話題の新製品を楽しめる「Trend Corner」のほか、気軽にPCを楽しめる「Event Corner」がある。
会場では実際にデモンストレーションを体験できるだけでなく、ホームネットワークに詳しい常駐スタッフがユーザーからの質問に対応してくれる。また、1月30日に発売される同社のVALUESTARやLaVieシリーズに加え、直販のNEC Directでのみ販売されるLaVie G タイプJ アーバンブラウンの実機が展示してあり、ひと足先にWindows Vistaに触れることができるのもポイントだ。
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