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Parallels、実は仮想化ベンダーSWsoftに買収されていた
デスクトップからサーバまでのソリューションをそろえることで、VMwareなどの仮想化ライバルに対抗していく。
Mac用の仮想化ソフトParallels Desktopで知られる米Parallelsが、別の仮想化ソフトベンダーであるSWsoftの傘下となっていることが、Parallelsの公式ブログにより明らかになった。
SWsoftはOSレベルの仮想化ソフト「OpenVZ」をGPLライセンスで公開している。
公式ブログの説明によれば、Parallelsは2006年にMac版Parallels Desktopで大きな飛躍を遂げたが、その際にSWsoftの助言やリソースの提供を受けていた。そして、さらにサーバ仮想化事業を推進するに当たっては両社の関係を明らかにしておくことが適切だと考えたという。
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SWsoftはParallels製品(Parallels DesktopおよびParallels Workstaion)と自社の商用仮想化ソフト「Virtuozzo」は互換性を持たせ、トップからボトムまでの一貫した仮想化ソリューションを提供すると説明。SWsoftはまずVirtuozzo ToolsでParallelsをサポートすることを表明している。
両社は当面の間は別会社、別ブランド、別サイトで活動を続けていく。
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