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眺めてハァハァする人々――新型Core 2 Duo登場で古田雄介アキバPickUP!(1/4 ページ)

ノートPC向けの新型Core 2 Duoが登場するも、対応マザーはまだ手に入らない。しかし、現時点では使えないのに発売当日から購入する人々がいる……な、何してんですか。

新型Core 2 Duoがアキバにデビュー

新型Core 2 Duoの入荷を伝えるT-ZONE.PC DIY SHOPのPOP。その下段には少し残念な情報が

 先週の木曜日から、ノートPC向けCore 2 Duoの新型が4種類出回っている。上位モデルから、T7700(2.4GHz)/T7500(2.2GHz)/T7300(2.0GHz)/T7100(1.8GHz)で、それぞれ在庫は少数だ。

 ノート向けの新型Core 2 Duoは、従来どおりMeromコアを採用しながら、FSBを667MHzから800MHzに引き上げている。ひとつのコアをアイドル状態にして、片方のコアだけをプラス200MHzで動作させる「Dynamic Acceleration」などの新技術が盛り込まれているのも特徴の1つだ。

 現在流通しているノートPC向けCore 2 Duo対応マザーでは動作しないため、新たに発表された「Intel GM965/PM965 Express」チップセットを搭載したマザーが必要になる。ただし、条件を満たすマザーボードやベアボーンは現在出回っていない。このため、BLESS秋葉原本店は「まだ使えないCPUなので、どうしても欲しい人だけ注文してください」と、受注販売の形式をとった。ほかの入荷ショップでも、購入するユーザーは少ない。

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 しかし、逆にいうと使いようのないCPUでも少数ながら購入するユーザーが確実にいるということだ。ある店員さんは「以前から、対応環境のないCPUでも買いに来る人はいます」と話す。複数のショップに聞いたところ、4パターンの購入層が浮かび上がってきた。

 その中では、対応マザーが登場する際にCPUが品薄になることを見越して先に購入する“先行投資型”がもっとも多いという。その後にはWebショップや海外に流す“転売型”、歴代の有名CPUを買い集める“コレクター型”が続く。例外的な層として、記事の撮影用に購入する“ライター型”を挙げるショップもいくつかあった。

 対応マザーが登場すると“普通のレベルで”熱心なユーザーが購入をはじめるが、その中には同じCPUを複数台購入する“オーバークロック命型”の人も紛れているそうだ。「オーバークロック耐性を調べ、もっとも優れた個体以外はすぐに中古ショップに売りさばくようです。発売直後のCPUが中古ショップに並ぶ一因になっていますね」(某ショップ)。

 現状では、上記の挙げた一部の人だけが飛びつく新型Core 2 Duoだが、確実なヒットを予想するショップは多い。「性能がアップしただけでなく、Dynamic Accelerationといった画期的な技術が盛り込まれているので、使いたい人は大勢いるでしょう。Pentium Mの時と同じように、マザーボードの登場で一気にブレイクすると思います」(ツートップ秋葉原本店)とのことだ。

新型Core 2 Duo。パッケージは4モデルとも同一。型番は側面のスペックシートで見分ける(写真=左/中央)。AMDのノートPC向けデュアルコアCPU「Turion 64 X2」も、最上位モデル「TL-64」が登場。BLESS秋葉原本店に少数入荷していた。バルク品で、価格は3万9980円(写真=右)

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