VAIOノート505が10年を経てついに復活か!?――「VAIO type T」:2007年PC秋冬モデル
10周年記念モデルとして発表された「VAIO type T」が直販メニューのバリエーションを強化し、「VAIOノート505」を模した特別限定カラーが登場する。
あのバイオレットカラーが限定モデルで復活
「VAIO 10周年記念モデル」として夏モデルでリリースされた「VAIO type T」だが、9月に秋冬モデルとしてスペック強化モデルが登場し、今回は直販のVAIOオーナーメードモデルのBTOメニューがパワーアップした。
何よりも注目したいのは、1997年に発売された初代VAIOノート「PCG-505」をイメージしたバイオレットカラーが「VAIOノート505 10周年記念バージョン」として登場することだ。現時点ではVAIO type TのVAIOオーナーメードモデルとして、10月中旬にエントリーが開始される予定ということしか公開されておらず詳細は不明だが、往年のカラーリングが復活するのは興味深い。
また、店頭モデルの「ブラック」、直販の「プレミアムカーボン」「ボルドー」「シャンパンゴールド」の4色に加え、新たに「グリーン」と「ホワイト」が追加された。どちらもVAIOオーナーメードモデル限定で、後者のホワイトは2層塗りになっておりカーボン素材ながら明るい色調に仕上がっている。
9月13日には、NTTドコモの高速データ通信サービス「FOMAハイスピード」への対応を表明したが、そのほかのパーツも強化された。まずSSDでは従来の32Gバイトがなくなって64Gバイトと48Gバイトが用意され、2.5インチHDDも容量200Gバイトのドライブが加わった。これによりSSD容量によるBTOの制限がなくなり、SSD選択時でもオフィススイートやPhotoshop Elementsなどの追加が可能になったのも見逃せない。同時にCPUがYonahベースの超低電圧版Celeron M 443(1.2GHz)からMeromベースの超低電圧版Celeron M 523(933MHz)へ変更となった(Core 2 Duo U7600と同U7500は継続)。
なお、新色の追加に合わせてホワイトのキャリングケース「VGP-CKTZ2/W」が1万5000円前後、Bluetooth接続のホワイトマウス「VGP-BMS33/W」が7000円前後(前者は直販のみ)で10月6日に発売される予定だ。
関連キーワード
VAIO | ソニー | Windows Vista | Santa Rosa | SSD | Bluetooth | 2.5インチHDD
関連記事
2007年PC秋冬モデル特集:Vistaで迎える実りの秋
国内PCベンダーが2007年秋冬モデルを発表した。世代を重ねるVista搭載PCの実り具合はどうだろうか? 新モデルの情報をまとめた。FOMAハイスピード対応「VAIO type S/T」が正式発表
ソニーは9月25日、「VAIO type S」「VAIO type T」の直販メニューを拡充すると発表。「FOMAハイスピード」対応のデータ通信機能を追加可能になる。店頭モデルにCore 2 Duoモデルを搭載した「VAIO type T」発表
秋モデルのVAIO type Tでは、ユーザーからの要望が多かったCPU強化モデル「VGN-TZ71B」が店頭モデルとして登場する。国内登場10周年を迎え記念モデルを投入──ソニーVAIO夏モデル第2弾
5月17日、ソニーはPC夏モデル第2弾の発表を行った。注目は、VAIOの国内販売10周年を記念した新モデル「VAIO type T」だ。10年の歴史がはぐくんだ極上の「持つ喜び」――「VAIO“New”type T」
VAIOシリーズの国内発売10周年を記念した特別モデルが発表された。505シリーズのシリンダー型ヒンジを復活させた、こだわりのNew「VAIO type T」に肉薄した。基本性能を強化した小型モバイルPC――「VAIO type U」
4.5インチワイド液晶を搭載した“文庫本”サイズの「VAIO type U」は、スライド式キーボードなどの特徴を踏襲しつつ、CPUとHDDを強化した。「華やかな」ノートPCも登場したVAIO 秋モデル
ソニーは9月3日、2007年秋モデルのVAIO新製品を発表した。多くは構成を強化したマイナーバージョンアップだが、VAIO type Cが新デザインの筐体を採用し、“Santa Rosa”導入モデルも拡張された。「自分色」から「あこがれのスタイル」に進化した、カラフルノート──ソニー「VAIO type C VGN-CR60B/R」
VAIOの2007年秋モデルで、最も大きな変身を遂げたのが、新しい筐体とカラーバリエーションを採用したVAIO type Cだ。ここでは、その“素顔”に迫ってみよう。「マニキュアのような」光沢塗装でリニューアルしたVAIO type Cが登場
ソニーは、“デザインノート”VAIO type Cの新モデルを発表した。液晶ディスプレイが大型化されたほか、一部のモデルで筐体に光沢塗装を採用するなど、大幅な変更が施された。Santa Rosaを導入したパワフルモバイル「VAIO type S」発表
ソニーは、春モデル以来となる「VAIO type S」の新モデルを発表。ようやくこのシリーズにも“Santa Rosa”が導入された。ラインアップ拡張で「お手軽」モデルも加わったVAIO type F[FZシリーズ]登場
ソニーは、VAIO type F[FZシリーズ]の新モデルを発表した。ラインアップは4モデルへと拡張され、バリューモデルなどが追加された。クアッドコア搭載にアクセスユニット“なし”もあり、のVAIO type R masterが登場
ソニーは9月3日に、VAIO type R masterの新モデルを発表した。最上位モデルは、type R初となるクアッドコアCPUを搭載する。HDMIコントロールに対応した秋モデルの「TP1」
ソニーは、円筒形の白い筐体が特徴のテレビサイドPC「TP1」新モデルを発表。HDMIコントロールを利用する「ワンタッチプレイ」に注目だ。全モデルでHome Premium化を果たし、水冷PCや新デザインのモデルを多数投入――NEC「LaVie/VALUESTAR」
NECのPC秋冬モデルは、予告されていた水冷デスクトップPCに加え、新デザインを採用したLaVie C/Lシリーズが目玉だ。LOOX UがVista+ワンセグ+2色カラバリで店頭に登場――富士通FMVシリーズ
富士通は9月3日、FMV-DESKPOWER、FMV-BIBLO、FMV-TEOの2007年秋冬モデルを発売した。LOOX UのVistaモデルやFMV-TEOのBlu-ray Discモデルが目玉だ。W地デジでAV機能を大幅強化――東芝「Qosmio/dynabook」シリーズ
全5シリーズ14モデルをラインアップした東芝の2007年秋冬モデルは、ノートPC初のW地デジや、HD DVDドライブ搭載機の拡充が見どころだ。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.