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Gateway、Packard Bell買収を発表

米国のGatewayと欧州のPackard Bellが、Acerの傘下に入ることになる。

 米Gatewayは10月8日、欧州のPCベンダーPackard Bellを買収する計画を発表した。

 Packard Bellは現在、起業家ラップ・シュン・フイ氏とその会社Clifford Holdingsが経営権を持っている。Gatewayは両者からPackard Bellの親会社PB Holding Companyの株式をすべて買収するオファーを提示し、買収に向けて両者と協力することで合意した。両者はPB Holding株式の大半を保有しており、残る株式に関してドラッグアロング権(過半数株主が少数株主に株式売却を強制できる権利)を行使することにも合意した。

 GatewayはPB HoldingとPackard Bell買収の資金を台湾のAcerから受ける。Acerは8月にGateway買収を発表しており、この資金提供もそれに関連したもの。

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 Packard BellはNECの子会社だったが、2006年11月にNECからフイ氏に譲渡された。フイ氏は、2004年にGatewayに買収されたeMachinesの創業者。

 中国のPCメーカーLenovoもPackard Bellの買収を検討していることを表明していたが、Acerがこれを阻止した形になった。

 GatewayのPackard Bell買収は、当局の承認を経た後、2007年第4四半期あるいは2008年第1四半期に完了の見込み。

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