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1年前を振り返ることが多かった1月のアキバ5分で分かった気になる、1月のアキバ事情(1/4 ページ)

Vista発売1周年を迎えた1月のアキバ。去年より気温が寒い中で新型Core 2の深夜販売を決行するなどイベントも多かった。老舗パーツショップの閉店もあった。

極寒&品薄ながら盛り上がった新型Core 2 Duoの深夜販売

TSUKUMO eX.店頭にできた行列

 製造プロセス45ナノメートルのCore 2 Duo E8500/E8400/E8200が、1月20日の深夜0時に発売解禁となり、複数のショップが深夜イベントに参加した。1年前のWindows Vista深夜発売時とほぼ同時期のイベントだったが、寒波が訪れたこともあり、行列に並ぶある男性からは「去年より今年のほうが絶対寒い。カイロとか缶コーヒー配らないのかなあ」とつらそうな声が上がっていた。

 通常の深夜販売は、対象製品がOSであれCPUであれ、潤沢な在庫をそろえて決行されるが、今回は初回入荷分が少なく、整理券を配り出す21~22時を待たずに行列の人数が在庫数に達してしまい、受付を終了するショップが目立った。

 深夜販売で購入できる新型Core 2 Duoが少ないこともあり、各ショップのイベントは1年前のWindows Vistaに比べるとやや小規模な印象だった。“神様”ことインテルの天野氏や声優の古谷徹氏などの豪華ゲストを招いたり、500GバイトのHDDをプレゼントする企画を行うなど、目玉となるキャンペーンは盛りだくさんだったが、先の男性が語るように缶コーヒーやカイロの無料配布などはなく、「無理をせずに、できる範囲で盛り上げるコンセプトです」(某ショップ)という姿勢が各所で見られた。

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 この時の一番人気は、2万7000円前後で動作クロック3.0GHzのCore 2 Duo E8400。コストパフォーマンスの高さから、2月現在もその人気を維持しているが、次第に品薄になっている。ある店員さんは「深夜販売も無理に在庫をそろえた状態で行いました。潤沢になるのは3月まで待たないとね」と語っている。

PCパーツショップ密集地は、各ショップのイベントをはしごする100人近いユーザーで賑わっていた(写真=左)。新型Core 2 Duo引き渡しの瞬間(写真=中央)。45ナノプロセスで製造された新型Core 2 Duo。従来モデルからパッケージデザインを一新している(写真=右)
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