“上質な実用性”を目指す、Let'snoteプレミアムエディション:SSD採用の最軽量モデルも登場(2/2 ページ)
「Let'snote」の2008年夏モデルで最も注目したいのが「W7プレミアム」、SSD搭載も可能な「R7プレミアム」、そして「ワイヤレスWAN対応W7」と、多彩な顔ぶれがそろった「マイレッツ倶楽部」限定モデルだ。
当然ながら、ボディカラーはジェットブラックで、天板は「スパーリングブラック」か「ミッドナイトブルー」への変更も可能だ。「W7プレミアムエディション」を実際に手にしてみると、天板はともかく、キーボード、底面のカラーリングが変わったことで、シルバーが基本のLet'snoteと想像以上に雰囲気が違うことに驚くだろう。かといって、決して奇異な印象を受けるわけではなく、「シルバーではなくブラックこそがネイティブカラーなのだ」と言われたとしても、そのまま受け入れられるほどのまとまりのよさを感じさせる。
とりわけ、ガンメタリックのパッドリングには独特の趣があり、フラットな仕上げのパームレストや、カバー(ディスプレイ)部のラッチを排除した「W7」のシンプルな本体形状とあいまって、絶妙な統一感を出している。さらに、表面仕上げは基本的に従来と同じはずなのに、マットな色合いは手触りの質感すら変わったような印象すらもたらす。
マイレッツ倶楽部ではワイヤレスWANモデルも用意
そして、もう1つのマイレッツ倶楽部限定モデルが「W7ワイヤレスWANモデル」だ。これは「W7ハイスペックモデル」(動作クロック1.33GHzのCore 2 Duo U7700、容量250GバイトのHDDを搭載)をベースに、NTTドコモのFOMA HIGH-SPEED(受信最大3.6Mbps、送信最大384kbpsのパケット通信が可能)に接続可能な通信モジュールを本体に内蔵させたオリジナルモデルだ。さらに、Bluetooth(Ver.2.0+EDR)も内蔵している。
天板は独自仕様で、FOMAカードスロットと高感度アンテナを装備。FOMAカードは標準で付属しないが、オンラインでFOMA新規回線申し込み手続きを行うようになっている。
2008年夏モデルの“進化したプレミアム”ではR7のSSD搭載がついに実現
「R7プレミアムエディション」も基本的にこれまでのの“プレミアムエディション”に盛り込まれたコンセプトを継承しているが、新たに、ストレージデバイスとして容量32Gバイトのフラッシュメモリ(SSD)が選択できるようになった。HDD搭載モデルでもその容量は従来の250Gバイトから320Gバイトへと増強されている。SSDを搭載した場合の容量はHDDモデルの10分の1になってしまうが、振動に強いSSDの特徴を考えた場合、Rシリーズの熱心なファンであればSSDモデルを選びたくなるだろうことは想像に難くない。
当然ながら、SSD搭載モデルではアクセス速度が向上する。Windows Vistaの「Windowsエクスペリエンスインデックス」でもHDDのサブスコアが5.9(店頭モデルでは5.3)とアップしている。PCMark05ではドライブパフォーマンスで330%(店頭モデルは4404、SSD搭載モデルは14545)、システム総合パフォーマンスである“PCMarks”も20%(店頭モデルで2605、SSD搭載モデルで3125)と高速化を遂げている。
R1世代から、Let'snoteは存在そのものが“プレミアム”だったようにも思える。いまでこそ、小型軽量を最大限に追求したノートPCや、堅牢性を重視したノートPCも珍しくなくなっているが、初代「R1」の登場時はあくまでもスタンダードなモバイルPCとしての機能と性能を保ちつつ、「軽量」「長時間駆動」「堅牢性能」というプレミアム要素を盛り込んだ点がなによりも驚きであり、その当時から唯一無二のノートPCとして仕上がっていた。そうした要素が受け入れられて、Let's noteは多くのユーザーを獲得している。ほかのユーザーとはひと味違うノートPCを欲するなら、あるいは、“プレミアムの中のプレミアム”を目指すなら、「R7/W7プレミアムエディション」を狙ってみてはいかがだろうか。
※FOMAはNTTドコモの登録商標です。
関連キーワード
Let's note | Core 2 Duo | 松下電器産業(パナソニック) | SSD | 1スピンドルノート | ノートPC | Windows Vista | FOMA | Santa Rosa
関連記事
高速SSDを取るか、大容量HDDを取るか――「Let'snote R7」最上位機を駆る
待望のSSD搭載モデルが登場した2008年夏の「Let'snote R7プレミアムエディション」。HDDモデルとの容量差は大きいが、気になるパフォーマンスは?さらに軽量&長時間駆動のSSD採用モデルも――「Let'snote LIGHT CF-R7」
「Let'snote」シリーズの中で最小・軽量のRシリーズは、マイレッツ倶楽部限定のプレミアムエディションとして、待望のSSD搭載モデルが登場した。HDDを強化し、約11時間駆動を実現――「Let'snote LIGHT CF-T7」
12.1インチ液晶搭載の1スピンドル機「T」シリーズは、HDDを強化したほか、バッテリー駆動時間をさらに延ばした。“プレミアムな黒”の2スピンドルモバイル――「Let'snote LIGHT CF-W7」
12.1インチ液晶を搭載する2スピンドルモバイルPC「Let'snote W」シリーズの2008年夏モデルは、マイレッツ倶楽部限定モデルを拡充し、ワイヤレスWANモデルを用意した。CPUとHDDを強化した14.1インチモバイル機――「Let'snote LIGHT CF-Y7」
14.1インチの大画面液晶を搭載したモバイルPC「Let'snote LIGHT CF-Y7」は、夏モデルでCPUとHDDを強化した。最高峰のレッドか、定番のシルバーか――「Let'snote R」08年春モデル検証
重さ1キロを切る小型軽量モバイルノートPC「Let'snote R」の新作は、直販限定プレミアムモデルが充実。パナソニックの技術と職人芸の融合が見ものだ。“頑固”な軽量2スピンドルノート──パナソニック「Let'snote LIGHT CF-W7」
頑丈で軽量の2スピンドルPCは日本の“お家芸”だが、続々と液晶のワイド化が進む中でスクエアタイプをかたくなに守るのが「Let'snote LIGHT CF-W7」だ。CPUを強化し、限定100台のレッドモデルも投入――パナソニック「Let'snote」
モバイルノートPC「Let'snote」シリーズの2008年春モデルは、CPU性能の強化、Windows XPダウングレードDVDの付属、100台限定モデルがポイントだ。100台限定の光沢レッドモデルが登場――「Let'snote LIGHT CF-R7」
「Let'snote LIGHT CF-R7」はCPUを強化しつつ、直販のプレミアムモデルに4色のカラーバリエーションを用意。レッドモデルは限定100台となっている。CPU性能を底上げした約10時間駆動の1スピンドルPC――「Let'snote LIGHT CF-T7」
12.1インチ液晶ディスプレイ搭載の1スピンドルノートPC「Let'snote LIGHT CF-T7」は、超低電圧版Core 2 DuoのCPUクロックを高速化している。堅牢性はそのままにCPUを高速化した軽量2スピンドルPC――「Let'snote LIGHT CF-W7」
軽量2スピンドルPC「Let'snote LIGHT CF-W7」の春モデルは、店頭/直販ともCPUの強化が中心となる。CPUを強化し直販で新色を追加した2スピンドルPC――「Let'snote LIGHT CF-Y7」
パナソニックのLet'snote LIGHTシリーズで最上位となる「CF-Y7」シリーズの2008年春モデルは、CPUの高速化が中心だ。
関連リンク
提供:松下ネットワークマーケティング株式会社
企画:アイティメディア営業本部/制作:ITmedia +D 編集部/掲載内容有効期限:2008年6月18日
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.