CPU性能を底上げした約10時間駆動の1スピンドルPC――「Let'snote LIGHT CF-T7」:2008年PC春モデル
12.1インチ液晶ディスプレイ搭載の1スピンドルノートPC「Let'snote LIGHT CF-T7」は、超低電圧版Core 2 DuoのCPUクロックを高速化している。
堅牢性を維持しつつ、Core 2 Duoの動作クロックを向上
パナソニックの「Let'snote LIGHT CF-T7」シリーズは、1024×768ドット表示の12.1インチ液晶ディスプレイを搭載し、光学ドライブを内蔵しない1スピンドル構成のモバイルノートPC。2008年春モデルは、店頭モデルのCPUを超低電圧版Core 2 Duo U7500(1.06GHz)から同U7600(1.2GHz)に、直販限定ハイスペックモデルのCPUを超低電圧版Core 2 Duo U7600(1.2GHz)から同U7700(1.33GHz)に高速化した。
プリインストールOSはWindows Vista Businessだが、ほかのLet'snote LIGHT春モデルと同様、Windows Vista BusinessとWindows XP Professional(SP2)のリカバリDVD-ROMが付属しており、Windows XP環境へのダウングレードが容易に行える。
そのほかの仕様に変更はない。基本スペックは、グラフィックス機能統合型のIntel GM965 Expressチップセット、標準1Gバイトのメインメモリ(最大2Gバイト)、80GバイトのHDDで構成される。通信機能は、IEEE802.11a/g/bの無線LAN、1000BASE-Tの有線LAN、FAXモデムを備えている。標準バッテリーの駆動時間も通常モデルで約10時間、超低電圧版Core 2 Duo U7700と160Gバイトを採用した直販限定ハイスペックモデルで約9時間と変わりがない。
ボディは2007年秋冬モデルで一新された設計を継承。キーボードの全面防滴や天板への100kgf加圧振動、動作時76センチ落下試験(底面)、非動作時30センチ落下試験(26方向)の実施など、従来と同等の堅牢性を確保している。本体サイズは272(幅)×214.3(奥行き)×24.9〜45.3(高さ)ミリ、重量は約1179グラムだ。
発売予定日は2月15日からで、店頭モデルは予想実売価格が22万円前後、Office Personal 2007 with PowerPoint 2007モデルが25万5000円前後となる。Web限定モデルでは、従来モデルと同じ全11色のカラーバリエーションが用意されている。
Let'snote LIGHT CF-T7シリーズの概要(その1) | ||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
シリーズ名 | モデル名 | タイプ | 従来比較 | CPU | メモリ | HDD | OS | 実売 |
Let'snote LIGHT CF-T7 | CF-T7CW5AJR | 1スピンドル | マイナーチェンジ | Core 2 Duo U7600(1.2GHz) | 1024MB | 80GB | Business | 22万円前後 |
CF-T7CW5NJR | 1スピンドル | マイナーチェンジ | Core 2 Duo U7600(1.2GHz) | 1024MB | 80GB | Business | 25万5000円前後 | |
Let'snote LIGHT CF-T7シリーズの概要(その2) | ||||||||
シリーズ名 | モデル名 | 液晶 | 解像度 | チップセット | 光学ドライブ | GPU | Office 2007 | 重量 |
Let'snote LIGHT CF-T7 | CF-T7CW5AJR | 12.1インチ | 1024×768 | Intel GM965 | − | チップセット内蔵 | − | 約1.179キロ |
CF-T7CW5NJR | 12.1インチ | 1024×768 | Intel GM965 | − | チップセット内蔵 | ○ | 約1.179キロ |
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