東芝、炎をまとったGeForce 9800M GTX搭載ノートPC「dynabook Qosmio WXW」:写真で実機をチェック
「dynabook Qosmio WXW」は東芝のWeb限定ノートPC。大胆なファイアープリントのボディにGeForce 9800M GTXとインテルの最新CPUを搭載したゲーム向けモデルだ。
東芝は6月17日、Web直販限定のノートPC「dynabook Qosmio WXW」シリーズを発表した。同社直販サイトの「東芝ダイレクトPC by Shop1048」にて7月末に発売する予定だ。これまで「Qosmio」はAV機能に注力したノートPCブランドとして展開されてきたが、dynabook Qosmio WXWシリーズはTVチューナーを搭載しない代わりに、独特のボディデザインや、DirectX 10に対応したNVIDIAのノートPC用最新GPU「GeForce 9M」シリーズを採用することで、ゲーム向けノートPCに仕上げている。
ラインアップは、GPUにGeForce 9800M GTXを備えた上位機「WXW/79GW」にSSD+HDDモデルとHDDモデルを用意し、GeForce 9700M GTSを搭載した下位機「WXW/77GW」はHDDモデルのみとなるが、SSDの代わりにOffice Personal 2007(SP1)の有無が選べる。これら4モデルは横スクロール機能付き光学マウスの有無も選択できるため、合計8モデルとなる。直販価格はWXW/79GWのSSD+HDDモデルが34万8000円から、HDDモデルが27万8000円から、WXW/77GWが19万8000円からだ。いずれもOSはWindows Vista Home Premium(SP1)がプリインストールされている。
ボディはレッドとブラックのツートーンカラーを基調に、ファイアーパターンをあしらった天板、パームレスト部にもスピーカーを配した合計出力10ワットの5スピーカー構成、光沢塗装の10キー付きキーボード、赤色に光るタッチセンサ式ワンタッチボタンを採用するなどして、海外メーカーの個性的なデザインのゲーミングPCを意識した作りになっている。東芝はQosmio WXWシリーズをPCゲームのコアなユーザーが多い海外市場にも展開していくという。
基本スペックについては、CPUが「インテルの次世代Core 2 Duo」、チップセットが「インテルの次世代チップセット」とされており、現時点で詳細が公開されていない。2次キャッシュはWXW/79GWが6Mバイト、WXW/77GWが3Mバイトと公表されているので、モデルによってCPUのグレードは異なるようだ。FSBはいずれも1066MHz、メモリはDDR3-8500 SDRAMを採用している。
WXW/79GWのSSD+HDDモデルは64GバイトSSDと160GバイトHDD(7200rpm)を両方搭載した構成で、CドライブがSSDに割り当てられている。WXW/79GWのHDDモデルとWXW/77GWが搭載するのは、160GバイトHDD(7200rpm)のみだ。グラフィックスメモリはWXW/79GWが1Gバイト、WXW/77GWが512Mバイトとなる。
それ以外の仕様は共通化されている。メモリ容量は標準で2Gバイト(1Gバイト×2)、最大で4Gバイト、光学ドライブはDVD±R DL書き込み対応のDVDスーパーマルチだ。液晶ディスプレイは1680×1050ドット(WSXGA+)表示の17インチワイドClear SuperView液晶、ネットワーク機能は1000BASE-Tの有線LANとIEEE802.11n/a/g/bの無線LAN(11nはドラフト)を装備する。
主なインタフェースは、レグザリンク対応のHDMI出力、アナログRGB出力、eSATA/USB 2.0共用ポート、USB 2.0×3、4ピンのIEEE1394、光デジタル音声出力を搭載。SDメモリーカード(SDHC対応)/メモリースティックPRO/xDピクチャーカード対応カードスロットやExpressCard/54スロット、1/4インチ有効131万画素CMOSセンサのWebカメラも備えている。
本体サイズは412(幅)×306(奥行き)×43.2~62.5(高さ)ミリ、重量はWXW/79GWのSSD+HDDモデルが約4.3キロ、それ以外のモデルが約4.2キロ。標準のリチウムイオンバッテリーで約1.3時間の駆動時間をうたう。
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