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「これぞ真のフライング」――スタートで派手に転んだ「CR-5400」古田雄介のアキバPickUp!(3/4 ページ)

メモリカードアダプタとして異例の注目を集めていた「CR-5400」が9月5日に発売、しかしその翌日リコールされた。人気となった理由とリコールの原因、そしてCR-5400の今後について聞いて回った。

「より安く高性能マシンが組めるようになる」――AMD系CPUの価格改定を歓迎するムード

TSUKUMO eX.のAMD系CPU価格表

 9月1日にAMD系CPUに価格改定が入った。クアッドコアで最上位の「Phenom X4 9950 Black Edition」が、2万8000円前後から2万2000円弱に値下がりしたのを筆頭に、Athlon X2シリーズを含めてほとんどのラインアップが対象となった。

 そのなかで新たに投入されたのは、Athlon X2の最上位モデル「6000」の新バージョンだった。従来は3.0GHzで動作し、1MバイトのL2キャッシュを2個搭載する仕様だったが、新バージョンは動作クロックが3.1GHzに向上した代わりに、L2キャッシュが512Kバイト×2個に変更されている。TDPは89ワットで、価格は1万2000円前後だ。

 TSUKUMO eX.は「Athlon X2 6000の売れ行きはまだ見えていませんが、価格改定が入ったこととAMD 790GXマザーがヒットしていることが重なり、AMD系CPU全体で堅調に売れています」と語った。

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 CPUの売れ行きをけん引するAMD 790GXマザーは、先週に入ってラインアップをさらに拡充させた。注目を集めたのはBIOSTARの「TA790GX3 A2+」と「TA790GX XE」で、価格は1万5000円弱と1万3000円弱。在庫は潤沢だ。

 TA790GX3 A2+は、LFBに128MバイトのDDR3メモリを採用したATXマザーで、ライバルと比較して低価格で買えるのが特徴だ。TA790GX XEは、同チップ搭載マザーで初のmicro ATXサイズを採用した製品。LFBとして、128MバイトのDDR2メモリをオンボードで備える。

 入荷したツートップ秋葉原本店は「AMD系でいつも先陣を切るBIOSTARがAMD 790GXマザーのバリエーションを増やしたことで、まもなくギガバイトやJetwayからも登場すると予想するユーザーが多いですね。ただ、BIOSTAR製品はAMD 780Gマザー以来つきまとっている“サポートが悪い”というイメージを払拭しきれていないため、注目度が購買に結びついていないのが痛いところです」と話していた。

AMD「Athlon X2 6000」(写真=左)。BIOSTAR「TA790GX3 A2+」(写真=中央)。BIOSTAR「TA790GX XE」(写真=右)

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