久々に登場する大物「Core i7」の情報公開が進む、発売日は?:古田雄介のアキバPickUp!(4/4 ページ)
11月初旬から姿を現してきたインテルの新CPU「Core i7」。アキバで情報公開のスピードが増し、ラインアップや予定価格を公開するショップが出てきた。発売日はいつ?
ギガバイト製GF9400マザーが大ヒット中、定格1300ワット電源も登場
11月初旬に登場した、そのほかの注目アイテムを紹介していきたい。
まずは、登場時から好調に売れて品薄状態となっている、ギガバイトのGeForece 9400マザー「GA-E7AUM-DS2H」だ。価格は1万5000円弱。GeForece 9400チップセットは、10月末に登場した「GeForce 9300チップセット」の上位モデルで、コアやシェーダークロックが引き上げられている。
GF9400マザー第1号となったGA-E7AUM-DS2Hは、「いきなり人気ベンダーのギガバイトから登場したことも、ヒットの理由だと思います。ギガバイトやASUSTeKはサポートが充実しているので、初回版に問題が生じたとしても、BIOSのアップデートなどですぐに対処してくれる可能性が高い。そういった意味で、初のチップセットに不安を感じるユーザーはほとんどいないようですね」(ソフマップ リユース総合館)という。
ASUSTeK製品で注目を集めたのが、GeForece 9800 GTX+を搭載したグラフィックスカード「EN9800GTX+ DK/HTDI/512M」と「EN9800GTX+ DK TOP/HTDI/512M」だ。EN9800GTX+ DK/HTDI/512Mは標準クロックモデルで、価格は2万6000~2万9000円。オーバークロック仕様のEN9800GTX+ DK TOP/HTDI/512Mはプラス1000円で出回っている。2モデルともに大型ヒートシンクを搭載した独自クーラーを搭載しているのが特徴だ。
ツートップ秋葉原本店は「ASUSTeK製のGF9800 GTX+を待っていた人は多そうです。しかも、いきなりオーバークロックモデルも登場したので、地味ながらも堅実に売れていますね」と語る。
なお、独自クーラーを搭載したオーバークロックモデルには、こんな効果があるともいう。「メーカーによってはサイズやデザイン重視のクーラーを搭載することもあります。一見、どれだけ冷えるか分からない独自クーラーでも同時にオーバークロックモデルが出回れば、“これだけクロックアップしても余裕なんだな”とユーザーに安心感を与えられる。今回のASUSTeKの戦略は、そういった意味があったかもしれないですね」(某ベテラン店員氏)とのこと。
最後は、11月初旬に登場した恵安の「Elephant-MAX KT-S1300-14A」。14センチファンを搭載した定格1300ワットのATX電源で、3万4000円前後の値がつけられている。ソフマップ リユース総合館は「最大出力1500ワットの大容量です。定格1300ワットのうち、+12ボルトの4系統に1100ワットも割り当てているので、TDPの高いCPUと、SLIやCrossFireを組み合わせても余裕で対応できます。Core i7マシンを組むなら、要チェックの電源ですよ」と話していた。
関連記事
Nehalemのパフォーマンスは?──Core i7 965 ExtremeとCore i7 920の性能に迫る
インテルの新世代アーキテクチャがいよいよ姿を見せ始めた。Nehalemの性能がようやく明らかになる。その実像やいかに。i-RAMの熱狂、再び――DDR2に対応した「ANS-9010」が登場
「マニア向けの製品を売るのはアキバの使命、今は何とかやれている」(店員)。そんなアキバにDDR2メモリをストレージとして使う5インチベイユニット「ANS-9010」が登場し、1時間もしないうちに売り切れた。“自作の次”の道を何本も示した「DIY PC Expo Autumn」
自作PCパーツなどの最新製品を一堂に会した「DIY PC Expo Autumn」が開催され、大勢のユーザーがつめかけた。不景気なニュースを吹き飛ばす、威勢のいいパーツを紹介していこう。わずか5枚の「PT1」に150人が殺到――深夜のアキバで“一瞬の祭”
4ストリームの地デジ/衛星放送チューナー「PT1」がアキバに登場し、予約分だけでほぼ完売。三月兎2号店は5枚の在庫を残しており、「無謀」と評されながらも深夜販売を決行した。結果は……。「複雑すぎてお手上げ」――ショップも困惑気味のグラフィックスカード市場 (1/4)
RADEON HD 4830搭載カードが登場し、進化版のGeForce GTX 260カードが一般化してきた。GPU市場はラインアップが充実し、目的にぴったりフィットするモデルが選べるようになっているのだが……。「CUDAの可能性は無限大。だから時間がかかった」
10月26日のアキバで盛り上がったのは、麻生総理の街頭演説だけではない。PCパーツショップ密集地では、NVIDIAのGPGPU技術である「CUDA」のイベントに多数のユーザーがつめかけていた。負債総額110億円:「明日は我が身ってね」――アキバ老舗中の老舗、九十九電機が民事再生手続きへ
九十九電機が民事再生法の適用を申請した。店舗は今も営業中だが、本社事務所のあるビルには債権者が集まっている。アキバの近隣パーツショップは、今回の件について「明日は我が身」と語る。「で、初登場の1.5TバイトHDDが2万円切りなわけですよ」
値下がりが続くHDDに最大容量の1.5Tバイトモデルが加わった。ハイエンドモデルの“初物”は値が張るのが常だが、なんと1万円台で売るショップも。今、アキバではあらゆるパーツがハイスピードで値下がりに向かっているのだ。下げ止まらないHDD、「1Tバイト8000円割れ」のショップも
つい半年前は500GバイトHDDが8000円を切って話題を集めていたが、同じ値段で1TバイトHDDを買えるチャンスがやってきた。通常売価で1万円を切るショップもあり、ストレージ市場が大変なことになっている。「性能は文句なし。でも高けぇって」――インテル製SSD「X25-M」の評判
超高速SSDとして注目を集めていたインテル純正のSSD「X25-M Mainstream SATA SSD」が発売された。手放しで大ヒットとは言えないまでも“シリコンの巨人”の本気っぷりは各所で垣間見ることができる。
関連リンク
- アキバの今が分かる!!:PC USER アキバチャンネル
- 古田雄介のブログ
- 製品最安値比較サイト:ITmedia +D Shopping
- こだわりアイテムがすぐ買える:+D Select
- ソフトウェアのライセンスはまとめ買いがお得:LICENSE ONLINE
- ソフトウェアダウンロード販売サービス:+D Download
- 製品を選ぶ、調べる、比較する:製品NAVI
- デジタルライフに彩りを与える専門ショップ:+D 専門店街
- 取材協力:TSUKUMO eX.
- 取材協力:フェイス
- 取材協力:パソコンショップ・アーク
- 取材協力:ツートップ秋葉原本店
- 取材協力:T-ZONE.PC DIY SHOP
- 取材協力:クレバリー1号店
- 取材協力:ドスパラ秋葉原本店
- 取材協力:BLESS秋葉原本店
- 取材協力:ソフマップ
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.