家でも外でもどちらでも──多様化したニーズのすき間を埋める、GIGABYTEの「Booktop」:COMPUTEX TAIPEI 2009(1/3 ページ)
GIGABYTEブースは、自作PCパーツ以外にNetbookやノートPCも展示。Notebook+Desktopな「Booktop」などに注目が集まっていた。
COMPUTEX TAIPEIのGIGABYTEブースは、マザーボードやグラフィックスカード、PCケース類といったおなじみの自作PCパーツとともに、2009年6月現在の日本市場では台湾他社ベンダーと比べるとあまり見かけないミニノートPCも多く用意する。
まずは2009年3月のCeBIT 2009でも公開されていた「Booktop」。いわゆるノートPC型のNetbookから派生し、同一プラットフォームで別途ディスプレイを接続して使用するデスクトップ型がNettop、そして、どちらもOKなのがGIGABYTEの“Booktop”である。
Booktop M1022は、1024×600ドットの10.1型ワイド液晶ディスプレイ(LEDバックライト搭載)とAtom N270(1.6GHz)ないしAtom N280(1.66GHz)、グラフィックス機能を統合したIntel 945GSE Expressチップセット、1Gバイトのメインメモリ(2Gバイトまで増設可能)、160GバイトのHDD、6セルバッテリー付きで重量約1.3キロ、OSはWindows XP Home EditionといったいわゆるNetbookだが、家庭やオフィスでは付属するクレードル(ドッキングスタンド)により、Nettopに変化する。クレードルとともに、高解像度のディスプレイやフルサイズのキーボード、マウスとともに使用できる。
Booktopシリーズには、1366×768ドットの13.3型液晶ディスプレイとCULVプロセッサ、Intel GS45 Expressチップセットを採用し、重量約1.85キロの上位モデル「M1305」も用意するという。
かつて、10型クラスのディスプレイ+クレードルスタイルを採用した薄型軽量ノートPCとしてシャープの「Mebius MURAMASA PC-MM1」シリーズが存在したのも懐かしいが、Booktopは、現代のDesktopとNotebook、NetbookとNettop、これらのニーズのすき間をそつなく埋めるスタイルと言える。
なお、高解像度の外部ディスプレイとともに屋内で使用するなら、クレードルを使わずともアナログRGB端子を本体に接続するだけでいいかな──と思い、クレードルとともに使うにはキーボードやマウスが別途必要になる──と考えると、複数台目用途には少々むだなことも出てきそうで、万能といえど完璧ではないが、「中も外もOK」という自由なクレードルスタイルに魅力を感じる人は確かに多そうだ。なお日本市場の投入時期は「もうすぐ」だそうだ。
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