1台4役の“お手軽”デジタルテレビノートPC、「dynabook TV」の実力は:地デジ+レコーダー+高音質オーディオ+PC(1/3 ページ)
dynabookシリーズ初の地デジ搭載モデルが「dynabook TV」。比較的導入しやすい価格帯とともに、1台4役のお手軽テレビチューナー搭載モデルとして展開する。
dynabookシリーズで初めて「地デジ」を搭載
東芝のノートPC「ダイナブック」シリーズは、2009年6月26日に誕生から20年を迎えた。世界初のノートPC「DynaBook J-3100 SS001」(1989年)以来、現在のノートPCの基本スタイルを築いたといえる息の長いシリーズとして、第1弾のJ-3100から、世界初のHDDを内蔵したノートPC「DynaBook J3100 SS02E」(1990年)、当時世界最小・最軽量のミニノートPC「Libretto 20」(1996年)、同じく世界最薄・最軽量の「DynaBook SS3000」(1998年)、3つの世界初・世界一を実現した「dynabook SS RX」(2007年)など、多くのエポックメイキングなモデルを世に生み出した。
この20周年を迎えた2009年夏モデルの第2弾として、新シリーズで展開するのが「dynabook TV」だ。もっとも、20周年記念モデル──ほどの大げさなモデルではないが、dynabookシリーズとして初めてデジタルテレビチューナーを内蔵したのがポイントの1つ。東芝製ノートPCには、オーディオ&ビジュアル指向のQosmioシリーズやdynabook Qosmioシリーズにデジタルテレビチューナーを搭載モデルはすでに多く存在するが、2011年7月のアナログテレビ放送停波を前にしたニーズの増加に応えるべく、PC+デジタル放送の垣根をより低く、より低価格で導入しやすいよう設定した“お手軽デジタルチューナー搭載モデル”として展開する。
ボディデザインは、dynabook TXシリーズに通じるつややかな天板やパームレストを軸に、1366×768ドット表示に対応する16型ワイドの液晶ディスプレイやharman/kardonブランドのステレオスピーカー、テンキー付きのセミグロスキーボードなどが特徴だ。ボディと比べるとやや光沢が抑えられた半光沢仕上げのキートップとともに、スタンダードノートPCを望む層やPCを業務にも使用するユーザーに一定のニーズがあるテンキー、電子決済や電子マネーの履歴チェックやチャージ、携帯電話などを“鍵”にできるセキュリティ機能も兼ねるFeliCaポートなども備えている。
光沢のあるブラックカラーのボディは美しいが、パームレストやタッチパッドのボタン、タッチセンサーキーなど、頻繁に触れる場所も含めて指紋の付着はやや目立つ。
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