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“5000シリーズ”コンプリート──AMD、「Radeon HD 5830」発表

AMDは2月25日に、Radeon HD 5000シリーズの廉価レンジとなる新モデル「Radeon HD 5830」を発表した。搭載グラフィックスカードの実売価格は3万円を切る見込みだ。

 Radeon HD 5830は、すでに登場しているRadeon HD 5800シリーズの廉価モデルとなる。このGPUを搭載するグラフィックスカードも同時に発表され、実売予想価格は2万円台後半から3万円未満と予想されている。

 先行するRadeon HD 5800シリーズと同様に、40ナノメートルプロセスルールを採用し、構成トランジスタ数も、21億5000万個と同じだ。コアクロックが800MHzと上位モデルのRadeon HD 5850より速いが(ただし、Radeon HD 5770よりわずかに遅い)、内蔵する統合型シェーダユニット(ストリームプロセッサ)は1120個と数を減らしている。

 グラフィックスメモリのクロックは1000MHz、利用できるメモリはGDDR5とこちらのスペックはRadeon HD 5850と共通だ。テクスチャーユニットの数は56基、ROPsの数は16基と、こちらはRadeon HD 5850から数を減らしている。

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 消費電力はアイドル時で25ワット、最大で175ワット。Radeon HD 5830を搭載したリファレンスデザインカードのクーラーユニットは、ほかのRadeon HD 5800シリーズと同じ2スロット厚タイプを採用する。

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