フォーマルな装いでフィールドワークにも通用する“万能ジャケット”──「Let'snote J9」を愛でる(3/3 ページ)
Let'snoteのコンパクトモバイルに新しいシリーズ「J」が加わった。この「J」、単なるRの生まれ変わりではない。Jに秘められた新機軸を一緒に見ていこう。
Let'snoteにおけるコンパクトモバイルの方向性を明確に
ノートPCを持ち運ぶときに最も悩む問題が“収納”ではなかろうか。ノートPC専用のバッグを購入するにしても、サイズやデザインのすべてが自分の好みに合うバッグを見つけるのは非常に難しい。男の筆者でさえそうなのだから、女性ならなおさらだろう。だったら、普段使っているバッグで持ち運ぼうかということになるが、そうなると、インナーバッグなどを併用することになる。この場合、サイズが合うものを選べばいいだけで、デザインはあまり気にしなくて済む。しかし、今度は“出し入れが面倒”ということになってくる。
ジャケットを装着したノートPCなら、この問題をすんなり解決してくれる。通常のノートPCでは、ほかにいろいろと物が入ったバッグに、ノートPC本体をそのまま入れるのに抵抗を感じるが、ジャケットを装着した「J9」なら気にならないだろう。なぜなら、ジャケットのおかげでバッグに入っているほかの物を傷つける可能性は低いし、逆にノートPC自体がほかの物で傷つけられてしまうこともないからだ。ジャケットが古くなってしまったら、新しいジャケットに“着せ替え”ればいい。
以上のように、Let'snote Jには多くの新機軸が導入された。それゆえに、Let'snote R9の延長に置くべきモデルではないと考えるユーザーもいるかもしれない。しかし、この新たな分野を開拓するパナソニックの姿勢こそ、Let'snoteシリーズを進化させてきた力といえるように感じられる。もちろん、新機軸だけでなく、リーフ型キーボードの採用で実質的なキーピッチを確保して操作性の向上を図り、店頭向けのハイパフォーマンスモデルでは約12時間という長時間のバッテリー駆動時間を確保し、そして、ケースレスSSDの採用という細かい軽量化など、“Let'snoteらしい”携帯性能を高める地道な追求が見受けられる。
ユーザーとしては、Let'snoteがシリーズを増やしていくごとに、Let'snote R9が目指すべき方向が不明瞭になっていくように思えていた。しかし、ジャケットをはじめとする数々の改善で、Let'snote J9へと生まれ変わったことで、Let'snoteシリーズにおける存在感がこれまで以上に増すことは間違いないだろう。“J9”に興味を持った女性はもちろんのこと、“本物のコンパクトモバイルPC”を求めているベテランユーザーも、店頭や体験イベントなどで手にすることをお勧めしたい。
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提供:パナソニック株式会社
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