マイレッツ倶楽部モデルでCore i7を搭載──「Let'snote F9」:2010年PC秋モデル
パナソニックは、9月6日にLet'snote F9の新モデルを発表した。マイレッツ倶楽部モデルでは、CPUにCore i7を搭載した構成が登場した。
ハンドルはいつまでも健在
今回登場したLet'snote F9の新モデルは、本体のデザイン、サイズ、重さは従来モデルと同様ながら、CPUにはTDP35ワットのCore i5-560M(2.66GHz、Turbo Boost Technology有効時で最高3.2GHz)を採用し、HDDの容量も500Gバイトに強化された。出荷開始は9月11日からで、実売価格はOfficeなしモデルが20万円前後、Officeありモデルが22万5000円前後となる。
ボディサイズは326(幅)×251(奥行き)×25.5〜48.5(厚さ)ミリ、重さは約1.62キロ。搭載する液晶ディスプレイのサイズは 14.1型ワイド、解像度は1440×900ドットと、従来モデルから変わらない。
本体に用意されたインタフェースは、USB 2.0×3(すべて右側面)、アナログRGB出力、有線LAN(1000BASE-T対応)、PCカードスロット(TYPEII準拠)、SDメモリーカードスロットを備える。無線接続では、IEEE802.11a/b/g/nとモバイルWiMAXに対応するインテルのCentrino Advanced-N+WiMAX 6250を搭載する。
2010年に登場した夏モデルでは、バッテリー駆動時間が8.5時間とその前のモデルから短くなってしまったが、新モデルでは9時間と改善された。
マイレッツ倶楽部限定モデルでは、CPUにLet'snote Fシリーズでは「Core i7-640M」(動作クロック2.8GHz、TBT有効時で3.46GHz)に強化したハイスペックモデルが用意される。モバイルWiMAX内蔵モデルとWWAN内蔵モデルが選べるが、両方搭載する「無線接続全対応」構成はない。また、ほかのLet'snoteシリーズのマイレッツ倶楽部モデルで用意されるSSD搭載構成もない。
カラーバリエーションでは、本体カラーはシルバーフェザーのみだが、カラー天板で6色から選択可能だ(ただし、冬モデルで追加された新色はなし)。
Let'snote 店頭モデルの概要(その1) | ||||||||
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シリーズ名 | モデル名 | タイプ | 従来比較 | CPU | メモリ | HDD | OS | 実売 |
F9 | CF-F9 | 2スピンドル | CPU、HDD、バッテリー強化 | Core i5-560M(2.66GHz) | 4GB(DDR3) | 500GB | 64ビット版(32ビット版)7 Professional | 20万円前後 |
F9 | CF-F9 | 2スピンドル | CPU、HDD、バッテリー強化 | Core i5-560M(2.66GHz) | 4GB(DDR3) | 500GB | 64ビット版(32ビット版)7 Professional | 22万5000円前後 |
Let'snote 店頭モデルの概要(その2) | ||||||||
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シリーズ名 | モデル名 | 液晶 | 解像度 | チップセット | 光学ドライブ | GPU | オフィス | 重量 |
F9 | CF-F9 | 14.1型 | 1440×900 | Intel QM57 Express | DVDスーパードライブ | CPU統合 | ─ | 約1.62キロ |
F9 | CF-F9 | 14.1型 | 1440×900 | Intel QM57 Express | DVDスーパードライブ | CPU統合 | ○ | 約1.62キロ |
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