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プレミアムエディションで“Core i7”モデルが登場した「Let'snote S9」発表2010年PC夏モデル

軽量な2スピンドルノートPCとして人気のLet'snote S9に夏モデルが登場。店頭モデルではHDDとメモリを増量し、マイレッツ倶楽部限定モデルではCPUを強化した。

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メモリとHDDを強化した店頭モデル

マイレッツ倶楽部でCore i7搭載構成が登場した「Let'snote S9」

 パナソニックは、5月11日にLet'snote S9の2010年夏モデルを発表した。出荷開始は5月21日の予定で、店頭モデルの実売予想価格は20万円前後とみられる。

 ボディや内部構成は、インテルの最新モバイル向けCPU“Arrandale”(開発コード名)世代のCore i5-520M(TDPは35ワット)と、それに対応するプラットフォーム“Calpella”(開発コード名)世代のIntel QM57 Expressを採用して一新された2010年春モデルと同様で、CPU、チップセットともに変わらない。

 CPUの動作クロックは2.4GHz。Intel Turbo Boost Technology(TBT)をサポートしてシステムの負荷や温度に応じて動作クロックを最高で2.93GHzまで上げられる。グラフィックスコアは、CPUに「Intel HD Graphics」を統合するが、こちらも、定格500MHzのコアクロックがシステムの状態に合わせて最高766MHzまで動的に変更する「Graphics Base Frequency」に対応する。

 HDDは従来の250Gバイトから320Gバイトに容量が増え、メインメモリも従来の2Gバイトから4Gバイトと強化された。標準構成で導入されるOSは春モデルと同じ32ビット版のWindows 7 Profesionalだが、HDDリカバリー機能を使って64ビット版Windows 7 Professonalの選択も可能だ。

 282.8(幅)×209.6(奥行き)×23.4〜38.7(厚さ)ミリ。重さは標準バッテリー搭載時で約1.34キロ。従来モデルと同様にオプションで軽量バッテリーも用意されるが、こちらを搭載した場合の重さは約1.18キロになる。バッテリー駆動時間は標準付属のバッテリーで約13時間、軽量バッテリーで約6.5時間になる。

 堅牢性能も従来モデルと同様で、工場で100キロf加重振動試験、底面方向76センチ動作落下試験を行って合格した機材が出荷される。また、キーボード全面防滴も施される。

マイレッツ倶楽部限定でCore i7搭載モデルが登場

 店頭モデルからスペックを強化したマイレッツ倶楽部限定のハイスペックモデルとプレミアムエディションでは、HDD搭載構成で、容量は店頭モデルから500Gバイトに増加し、回転数も店頭モデルの5400rpmから7200rpmに高速化されるほか、プレミアムエディションでは、CPUがCore i7-620M(動作クロック2.66GHz、TBT有効時で最大3.33GHz、3次キャッシュメモリ4Mバイト)を搭載する。また、メモリも標準構成で4Gバイト、最大では8Gバイトが実装可能だ。また、WWANとモバイルWiMAXの同時搭載構成も春モデル同様に用意される。

 マイレッツ倶楽部限定モデルの特徴であるカラーバリエーションでは、本体カラーで「グレイッシュメタル」「シルバーダイヤモンド」「ジェットブラック」が選べ(ただし、WWANとモバイルWiMAX同時搭載構成ではジェットブラックのみ選択可能)、カラー天板ではハイエンドモデルが6色、プレミアムエディションでは8色を選択可能だ(ただし、新色はなし)。

Let'snote 店頭モデルの概要(その1)
シリーズ名 モデル名 タイプ 従来比較 CPU メモリ HDD OS 実売
S9 CF-S9 2スピンドル メモリ、HDD強化 Core i5-520M(2.4GHz) 4096MB(DDR3) 320GB 32ビット版(64ビット版)7 Professional 20万円前後

Let'snote 店頭モデルの概要(その2)
シリーズ名 モデル名 液晶 解像度 チップセット 光学ドライブ GPU オフィス 重量
S9 CF-S9 12.1型 1280×800 Intel QM57 Express DVDスーパーマルチ CPU統合 約1.34キロ

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