インテル、“Light Peak”こと「Thunderbolt」の概要を発表
アップルの最新「MacBook Pro」に採用されたことを受けて、インテルは、開発コード名「Light Peak」として紹介してきた高速インタフェースの概要を公開した。
双方向で転送速度は10Gbps。PCI ExpressとDisplayPortに対応
インテルは、新しいインタフェース技術「Thunderbolt Technology」の概要を発表した。2009年のIDFで「Light Peak」という開発コード名で紹介されたもので、2月24日にアップルが発表した、「MacBook Pro」で採用される。
Thunderbolt Technologyは、PC(Host)と周辺機器を接続する双方向の高速なインタフェースで、PCI ExpressとDisplayPortに対応。Thunderbolt Technologyコントローラを介して1本のThunderbolt Technology対応ケーブルでパケット化した信号を流す。IDF 2009における説明では、配線に光ファイバーを利用するとしていたが、Thunderbolt Technologyでは銅線を使用する。また、バスパワーもサポートするので、接続した周辺機器に駆動電力の供給も可能だ。
転送速度は1チャネル当たり10Gbps。転送速度の指標として、インテルは「1年かけてたまったMP3ファイルの転送に10分、フルHD映画の転送に30秒」と表現している。ホストから周辺機器を接続する形態では、デジィーチェーンに対応するが、遅延を低く抑えており、インテルの資料では、7デバイス接続環境でも8nsで同期できるという。
Thunderbolt Technologyを利用するには、ホストと接続する周辺機器の両方にThunderboltコントローラを実装する必要がある。ホスト側は最新のMacBook Proが実装してるが、周辺機器側で対応製品はまだ発表されていない。インテルの資料では、Promise、Lacie、Western Digitalなどから周辺機器が登場する予定とされている。
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