レビュー

ツウ好みの構成、侮ってはいけない中国ブランドのUSB DAC──上海問屋「DN-82544」野村ケンジのぶらんにゅ~PCオーディオ Review(1/2 ページ)

音楽は“いい音”で聞きたい──。それならば、自作に続くオトナのPC遊び「PCオーディオ」に挑戦してはいかがだろう。今回は、聞くと意外とびっくりする中国ブランドのUSB DACをチェックする。

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食わず嫌いはソン? 中国ブランドUSB DACの魅力を探る

上海問屋のUSB DAC搭載ヘッドフォンアンプ「DN-82544」。価格は1万9999円

 かなり精力的にオーディオ関連機器をリリースする上海問屋。若干のあたりはずれは正直あるのだが、“おっ、おおっ”と驚いてしまうほどコストパフォーマンスのよいモデルもある。実は食わず嫌いはダメなのである。

 というわけで、今回のUSB DAC機能搭載ヘッドフォンアンプ「DN-82544」はどうだろうか。

 入力はUSBのみなので、どちらかというとPCオーディオ用に特化したヘッドフォンアンプというべきか。出力に関してはアナログRCAと同軸デジタルの2タイプを実装し、ヘッドフォン/イヤフォンだけでなく、本格PCオーディオ用の外部USB DACとしても活用できる。

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 ではディテールを見よう。オールアルミの金属ボディは、その小型サイズゆえ高級……とはいわないまでも、ブラックのフロントパネルと無骨なネジ類、そしてグレーの外装のコントラストがかなりそれらしい雰囲気を演出している。入力がUSBの1系統であるため、フロントパネルは電源スイッチ、ボリューム、ヘッドフォン出力端子(しかも6.5ミリ標準サイズ)の3つのみというシンプルな構成であるのも印象がよい。また、96(幅)×121(奥行き)×48(高さ)ミリの卓上サイズなため、設置場所の心配はほぼ不要と思われる。

入力はUSB 1系統、出力はヘッドフォン、アナログRCA、同軸デジタルの3系統となる

 内部もなかなかシブい構成だ。例えばDACは、高級機器などにも使われるBurr-Brown「PCM1798」を。オペアンプにも同じくBurr-Brown「OPA2134PA」を2つ搭載する。オペアンプはICソケット経由で装着され、別途好みのものに差し替えることも可能となっている。USBオーディオコントローラはTENOR「TE7022L」で、対応サンプリングレートが最高96kHz/24ビットなのが最近流行の兆しを見せているハイレゾ音源対応オーディオ機器としては少し残念なところか。

 入力はUSBのみのため、PCとはUSBケーブル1本の接続のみでOKだ。Windows 7マシンもMac OS Xマシンも、OS標準のサウンドドライバで動作する。フロントのボリュームはヘッドフォン出力のみのコントロールとなるため、アナログRCA出力などを活用する場合は、その先のアンプでボリューム操作を行う必要がある。

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