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NVIDIA、LTE機能を実装したA9ベースの「Tegra 4i」:Tegra 4とは違います
NVIDIAは、クアッドコア+省電力コアのARMベースプロセッサ「Tegra」の最新モデルを投入した。LTEモデムを統合するが、Tegra 4と異なり、A9ベースを採用する。
Tegra 4の廉価バージョン
NVIDIAは、2月19日にLTEモデム機能を統合した「Tegra 4i」を発表した。これまで、コード名「Project Grey」で開発を進めてきたプロセッサで、GPUコアを60基内蔵するほか、ARM R4 Cortex-A9ベースのクアッドコア(動作クロック 2.3GHz)と省電力タイプのシングルコアを組み合わせている。プロセスルールは28ナノメートルで、パッケージは12×12ミリのPOP、または、12×12ミリのFCCSPで供給する。
NVIDIAのLTEモデム「NVIDIA i500」も実装するほか、NVIDIAの「NVIDIA Chimera」に対応して、カメラ機能でハイダイナミックレンジ(HDR)機能やタップ・トゥー・トラック、HDR対応パノラマ撮影をサポートする。内蔵するメモリコントローラはLPDDR3に対応して最大メモリ容量は2Gバイト。映像出力では1920×1200ドット、1080P級動画の再生が可能だ。
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