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第4世代CoreはスマホからPCをオーバークロック可能:IDF Beijing 2013続報(2/2 ページ)
北京で開催中の「Intel Developer Forum」で、“Haswell”ことIntelの次期主力CPU「第4世代Coreプロセッサー」に関する情報が大幅にアップデートされた。OC機能拡張を中心に紹介。
スマホからノートPCのOC設定を行うユニークなセッションも
また、同セッションでは、Intelでオーバークロック技術などのマーケティングを担当するジョーキム・アルスタム氏(Joakim Algstam)が登壇し、モバイル版のHaswellのオーバークロックについても、スマートフォンやタブレットからオーバークロック設定を行なうことができる「Pocket XTU」を使ったオーバークロックを紹介した。
このデモでは、21ミリ以下の薄さを実現しながら「47ワットのクアッドコアCPUを、高性能な冷却モジュールを搭載することで最大65ワットまでオーバークロックさせられる」(アルスタム氏)という、Crevoと共同開発したHaswellの高性能ノートPCのリファレンスモデルも披露された。
同リファレンスモデルは、2日目のキーノートで、エンベデッドDRAMを搭載したGT3グラフィックス(同社は「GT3e」と呼んでいるようだ)のデモでも利用され、IntelがノートPC市場でも、積極的にオーバークロックを実現できるようにしたい姿勢が伺える。
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