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高性能NUCケースに「BRIX」……超コンパクトPCを自作するならこの夏だ!古田雄介のアキバPickUp!(1/4 ページ)

標準ベアボーンより冷却性の高いNUCケースが登場し、ギガバイトの独自小型PCキット「BRIX」の予約もスタートした。手のひらサイズマシンがにわかに熱い!

「Thunderbolt以外の3タイプに対応します」――Impactics製のファンレスNUCケース

Impactics「ICD2NU1_USB」のブラックモデル

 先週オリオスペックで注目を集めていたのは、独Impactics製のNUC用ケース「ICD1NU1_USB」「ICD2NU1_USB」だ。ICD1NU1_USBはCore i3(デュアルHDMIタイプ)とCeleron搭載のNUCマザーに対応し、ICD2NU1_USBはCore i5搭載モデル専用となる。Thunderbolt出力対応のCore i3モデルは非対応となる。標準のボディカラーはシルバーで、ICD2NU1_USBのみブラックも用意する。価格はどちらも1万3800円(税込み、以下同)だ。

 ケース表面がスリットが多数入ったヒートシンクとなっており、TDP25ワットまでのCPUをファンレスで扱える冷却性能を備える。サイズは170(幅)×114(奥行き)×67(高さ)ミリで、重量は1.38キログラム。

 オリオスペックは「ファン搭載のインテル製標準ベアボーンよりもよく冷えます。オーディオ用途などで無音PCを作りたい人に最適なケースでしょう。ずっしりと重く、ケーブルが引っ張られて本体が動いてしまう、といった心配もないので、いろいろな面で実用的だと思いますよ」とプッシュする。

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 ちなみに、インテル純正のベアボーンはいずれも116.6(幅)×112(奥行き)×39(高さ)ミリだ。ICD1NU1_USB/ICD2NU1_USBのほうが一回り大きいが、「モバイルするわけではないですし、そこまでコンパクトさにこだわる人は少ないようです」とのことだ。

ICD2NU1_USBの背面(写真=左)。ICD1NU1_USBの上にインテル純正ベアボーンを載せたところ。ICD1NU1_USBのほうが一回り大きい(写真=中央)。CPUの熱を逃す銅板(写真=右)
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