高性能NUCケースに「BRIX」……超コンパクトPCを自作するならこの夏だ!:古田雄介のアキバPickUp!(2/4 ページ)
標準ベアボーンより冷却性の高いNUCケースが登場し、ギガバイトの独自小型PCキット「BRIX」の予約もスタートした。手のひらサイズマシンがにわかに熱い!
「Core i7搭載モデルが注目されそう」――ギガバイト版NUC「BRIX」の予約販売も始まる
先週はICD1NU1_USB/ICD2NU1_USB以外にも、NUC関連のトピックが複数あった。
アユートのProjectMブランドから登場した「PM-NUCMSATAKIT」は、mSATA-SATAとUSB給電-SATA電源の変換ケーブルのセットだ。価格は3000円弱。NUCはハーフサイズのmSATA SSDを差してストレージとするのが普通だが、PM-NUCMSATAKITを使えば、2.5インチSSDやHDDが使えるようになる。パソコンショップ・アークは「NUCマザーを独自ケースなどに組み込んで、大容量ストレージを接続するといったカスタムが可能になります。マニアックですが需要は結構あると思いますよ」と話していた。
また、BUY MORE秋葉原本店がNUC購入者にプレゼントしている「NUCベアボーン ペーパークラフト」も話題を集めている。名前の通り、NUCベアボーンの紙製模型を組み立てるもので、内部のマザーボードやメモリ、ファンなども立体で作って組み込めるなど、細部までこだわったつくりが特徴だ。同店は「先着10名の方にプレゼントします。夏の自由課題みたいな感じで作ると絶対楽しいですよ」とプッシュしていた。
そして、NUCの対抗馬として有力視されているギガバイト独自の超小型ベアボーン「BRIX」が近日登場する。複数のショップで予約販売が始まっており、「順調にいけば8月8日に入荷します」(BUY MORE秋葉原本店)という。
BRIXはNUCよりも小さい107.9(幅)×114.6(奥行き)×29.9(高さ)ミリのベアボーンで、初回入荷予定のラインアップは3種類だ。上位からCore i7-3537U(2GHz/最大3.1GHz)搭載の「GB-XM1-3537」、Core i5-3337U(1.8GHz/最大2.7GHz)搭載の「GB-XM11-3337」、Core i3-3227U(1.9GHz)搭載の「GB-XM12-3227」がそろう。予価は順に6万円弱と5万円弱、3万7000円弱となる。
パソコンハウス東映は「NUCにはないCore i7搭載モデルが初回に注目を集めそうです。コンパクトでも用途によってはメインマシンとして普通に使えるということで、欲しい人は少なくないと思いますよ」とヒットを期待していた。
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