インテル最強の内蔵GPUを搭載!! 激速スリムノート「LuvBook H LB-H600S-SH」:薄くて速くてコスパよし(3/3 ページ)
マウスコンピューターから「Iris Pro Graphics 5200」を搭載するノートPCが登場した。通常モデルの2倍の実行ユニットとeDRAMを搭載し、“インテル史上最強”といわれるGPUの性能を検証する。
Iris Pro Graphics 5200の突出したパフォーマンスを実証
ベンチマークテストのスコアを確認してみよう。評価機のスペックを改めて記載しておくと、Core i7-4750HQ(クアッドコア2GHz/最大3.2GHz)、Intel Iris Pro Graphics 5200(CPU内蔵)、メモリ16Gバイト、128GバイトmSATA SSD+1TバイトHDD(5400rpm)、64ビット版Windows 8という内容である。
エクスペリエンスインデックスのスコアは、メモリが8.2、プライマリハードディスクが8と非常に高いスコアをマークしているほか、プロセッサも7.8とさすがにクアッドコアCPUというスコアを出している。また、グラフィックス、ゲーム用グラフィックスも6.9と内蔵GPUとしては高いスコアだ。
CINEBENCHのスコアも6.43ptと、デュアルコアのCPUとは一線を画す高いスコアをマークしている。PCMark7のスコアも優秀だ。Productivity、Creativityはタッチパネル搭載機で数値が正常に出ない傾向はあるが、総合スコアを見ても同世代のUltrabookを大きく上回るスコアを記録している。
mSATA SSDとHDDのスコアは下に掲載した画面の通りだ。SSDのシーケンシャルリード/ライトは最近のSSDとしては少し物足りないスコアではあるが、ランダムアクセスでは十分なスコアをマークしており、操作の快適さを十分感じられる性能は持っている。HDDのほうは、2.5インチのHDDとしてはよいほうの性能だと思われる。データ格納用としては十分だろう。
注目の3D描画性能だが、こちらも優秀だ。3DMark 1.1.0のCloud Gateスコアは9740で、Intel HD Graphics 4400を搭載する同世代Ultrabookの3倍近い。3DMarkVantage 1.1.2のPerformanceでも8972と高いスコアをマークし、やはり同世代Ultrabookを圧倒している。これらのスコアは、NVIDIAやAMDのエントリークラスのGPUも凌駕(りょうが)するレベルにある。
ストリートファイターVIベンチマーク、MHFベンチマーク【絆】、FINAL FANTASY XIV:新生エオルゼアベンチマーク キャラクター編も実行してみたが、下のグラフの通り良好な結果だ。これまでの内蔵GPUのイメージとは大きく異なる性能を実証している。
なお、動作音はアイドル時や低負荷時は動作していることが分かる程度、高負荷時も熱に敏感な印象はなく、それなりの音はするものの、爆音というようなほどではない。
スリムノートにパワフルな性能を求めるなら「LuvBook H LB-H600S-SH」
ベンチマークテストの結果に見るように、LuvBook H LB-H600S-SHは、薄型のシンプルなボディには不釣り合いなほどのパワフルなパフォーマンスを備えている。Windows 8での日常操作が快適であるのはもちろん、ビデオ編集、ゲームなどCPUのマルチスレッド性能や3D描画性能が必要な用途にも幅広く活用できる。
マウスコンピュータのWebサイトでの直販価格は12万9990円。高速GPU内蔵のクアッドコアCPU、16Gバイトメモリ、デュアルストレージ、そしてフルHD液晶ディスプレイを搭載するぜいたくな構成を考えればコストパフォーマンスは文句なしだ。持ち運びもできるサイズでこれだけの3D描画性能を持っている点に大きな魅力を感じるユーザーは少なくないだろう。
もう少し予算を抑えたいならば、下位モデルの「LuvBook H LB-H600B」も検討してみるのも手だ。メモリ容量8Gバイト(4Gバイト×2枚)ストレージが500GバイトのHDD(5400rpm)である点が上位モデルと異なるが、価格は10万9830円とさらに安い。HDDを120GバイトのSSD(Samsung 840シリーズ)に変更する場合の差額も6300円とリーズナブルだ。マウスコンピューターのWebサイトではこのようにオンラインでリアルタイムで見積もりができるので、いろいろと試してみてはいかがだろうか。
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