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アキバのBUY MORE内に“オサレ”な「iiyama PC」ショールーム誕生――「幅広いユーザー層にアピールしたい」iiyama PC復活の狙いとは?

ユニットコムが新ブランド「iiyama PC」を立ち上げ、そのショールームを秋葉原のBUY MORE内に併設した。一見アキバらしくない、おしゃれなショールームを設置した経緯や、iiyama PC立ち上げの理由を聞いた。

ブランドイメージを変え、よりPCメーカーらしく

ショールームの内装。白を基調としたおしゃれで落ち着いた空間だ

 ユニットコムは10月18日、「iiyama PC」ブランドでデスクトップ/ノートPCの販売を開始し、BUY MORE秋葉原本店内にiiyama PCのショールームをオープンした。

 ショールームはBUY MOREの入り口を入ってすぐ左手にある。白で統一した壁や床、展示台のiiyamaブランドのノート/デスクトップPCが並び、BUY MOREとはまったく異なる雰囲気を演出している。「実機に触れてもらったユーザーと気軽に対話ができる空間を目指した」(ユニットコム 販促企画部課長 渡辺朗氏)という。

 店内にある展示品は在庫が用意されており、その場で購入できるほか、カウンターで購入相談も行え、配送受付やBTOにも対応する。店員とBTOの構成などについて相談した上で注文できるのはうれしい。組み立て工賃がかかるものの、BUY MORE秋葉原本店で購入したパーツを即納PCに組み込むことも可能だ。

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 「Webで展開しているBTOは選択肢があるものの、ここで注文すれば(物理的に無理なパーツを除けば)選択肢は無限大。デスクトップPCであればケースすら選べる。パーツショップ内に展開するショールームとして、こうしたところが強みになる。PC購入からパーツ購入の流れに持っていければ。今後は実店舗とWebの連携を強めたサービスなども展開したい」(渡辺氏)という。

左側にiiyama製液晶ディスプレイを(写真=左)、右側にデスクトップPCを展示する(写真=中央)。中央は大画面からモバイルまでのノートPCを並べていた。購入相談やBTOカスタマイズが行えるカウンターも用意(写真=右)

 現在の「iiyama」といえば、マウスコンピューター内で液晶ディスプレイを取り扱っているが、今回ユニットコムでPCのブランドとして展開したのにはブランドイメージを固める狙いがあるという。「もともと我々もLesance(レサンセ)というブランドを持っていますが、なかなかユーザーに覚えてもらいにくかった。その点、iiyamaであれば古くからのPCユーザーに認知されているし、国産というイメージも出せる」(渡辺氏)

 なお、マウスコンピューターが扱うiiyamaブランドの液晶ディスプレイも店内に展示し、同時購入による割引きといったキャンペーンも企画しているが、基本的には両者は別々に動くという。製品紹介のページも別々のWebページで展開。ロゴのデザインもやや異なる。

 iiyama PCはLesanceに変わる新しいブランドとして順次商品数を増やし(移行し)、Lesanceは終息させる方向で話が進んでいるという。ノート/デスクトップPCともに幅広い商品ジャンルを扱い、今後は「時代の流れに合わせ、タブレットや2in1Ultrabookも投入していきたい」(渡辺氏)としている。

ノートPCはモバイル(写真=左)から大画面まで(写真=中央)、幅広いラインアップをそろえた。iiyamaオリジナルモデルにはディスプレイの下にiiyamaロゴが入っている(写真=右)
iiyama PCのWebページ。購入時にはユニットコムのWebページに遷移するという

 「このタイミングで動いたのはWindows 8.1に合わせたというのはあるが、もともとブランドイメージを変えたいという思いは社内でも高まりつつあった」と渡辺氏は語る。同社は低価格・高コスパ路線で製品を展開していたが、最近は海外ベンダーや国内の主要ベンダーも価格が下がってきており、価格競争以外の方法を模索するようになった。

 「アニメ文化の広がりによって秋葉原は客層が変わってきた。パーツ通り周辺もさまざまな人が通行するので、今までと異なるユーザーにアピールできる。間口を広げていくという観点でも、ショールームによるブランドのアピールは重要だ」(渡辺氏)。

 iiyama PCによるブランド強化は、カスタムなどの細かなユーザーニーズに答えつつ、よりPCメーカーらしく製品を展開していくという意思表示でもある。生産は出雲工場と飯山工場で行い、サポートについても、店頭で「ディスプレイで40年の歴史を持つイイヤマが国内生産」「日本全国90店舗での顔の見えるサポート体制」と手厚さをアピールしている。一見アキバらしくない、このおしゃれなショールームの動向に今後も注目していきたい。

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