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Mavericksでマルチディスプレイが最強すぎる広田稔のMacでいこうな(23)(2/4 ページ)

最新のOS X 10.9「Mavericks」で筆者イチオシの機能といえば、まず真っ先に挙げたいのがマルチディスプレイ対応。いろいろとはかどるぞ!

1枚をフルスクリーン専用で使おう!

筆者のデスクトップ環境。出先でのメインはMacBook Airだが、事務所は3枚体制で作業している

 2週間ほど実際に使ってみて筆者的にビビビっときたのは、マルチディスプレイのうち、1つをフルスクリーンで運用することだった。

 Macのソフトは、フルスクリーンに向いているものと、そうでないものがある。「Safari」や「カレンダー」、Mavericksで追加された「マップ」や「iBooks」などはフルスクリーンにピッタリだ。一方、ファイルをドラッグ&ドロップで登録することのある「Mail」やメッセンジャー系のソフトなどは、デスクトップ上にウィンドウがあるほうが都合がいい。その辺を自分なりに整理して、ディスプレイごとに切り分けようという方針だ。

 フルスクリーンにするディスプレイは、意外と小さくても問題ない。解像度が高すぎると、フルスクリーンにした際に無駄な「余白」があまりにも大きくなりすぎて、一目で把握しにくくなる。そもそも「Back to the Mac」を思い起こすと、フルスクリーンでの操作に適したのが小さめなディスプレイなので、実は15/17インチで1280×1024ドットぐらいのほうがしっくり来ることも多い。一昔前のディスプレイを倉庫や押し入れにしまっている人なら、これを期に現役復帰させるのもアリかもしれない。

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左から24インチ/1920×1200ドット、21.5インチ/1920×1080ドット、17インチ/1280×1024ドット
一番小さい右側の17インチをフルスクリーンで運用することにした。左側の24インチは、早いレスポンスが必要なメールやメッセンジャー、情報をクリップしたり引き出したりするメモやEvernoteなど、常時表示したいソフトに割り合てた
フルスクリーンにできるソフトは、右上に拡大アイコンが現れる。これをクリックすると、メニューバーが消えてウィンドウが拡大して全画面に表示されるようになる。ソフトによっては、「command」+「control」+「F」でフルスクリーン化、「esc」でウィンドウ化というショートカットも使える
フルスクリーン化したソフトは、「Mission Control」(後述)で1つのディスプレイにまとめるべし。トラックパッドを3本指で左右にスワイプするか、「control」+「→」(または「←」)ですぐに切り替えられる
右側のディスプレイを「マップ」から「カレンダー」に切り替えたところ。筆者の場合は、調べものをしてまとめることが多い。そのため、右側のSafariでウェブサイト、中央のディスプレイにテキストエディタやPDFなどの書類を開いて使うようにしている。Safariでページを開く際は「command」+「T」でタブを作る(もしくは常にタブで開くようにSafariの環境設定を変えておく)
Dashboard画面をサブディスプレイ側に持ってきて、翻訳や国語辞典、計算機、メモなどを常時表示しておくのもいい感じ
iCloudの「どこでも My Mac」で共有した他のMacの画面をフルスクリーン表示することも可能。画像は左がiMac、右がMacBook Air。サーバーの操作とかによさげですね

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