Z97マザー続々、際立つのは2万円ちょっとで小型の付加価値モデル:古田雄介のアキバPickUp!(4/4 ページ)
各社のZ97/H97マザーの大半が店頭に出回るようになった。大量のラインアップの中でも、「Z97I GAMING AC」や「GRYPHON Z97」はフラッグシップに負けない存在感がある。
マシンの電源がオフでも動くキャプチャカード「REGIA TWO」などが登場
キャプチャカードの注目株は、RegiaのHDMIキャプチャカード「REGIA TWO」。インプットしたHDMI入力信号をPCに取り込みつつ、アウトプット端子から出力する分配機能を備えたPCI Express x1接続のカードだ。同様の機能は2012年末登場の同社「REGIA ONE」でも実装しているが、REGIA TWOはさらにマシンとは独立したAC給電口を備えているのが特徴。付属のACアダプタで分配機を通電しておけば、マシンの電源がオフになっていても、カードを通して映像をテレビに出力するといったことが可能になる。価格は1万2000円弱だ。
入荷したTSUKUMO eX.は「ゲーム機やテレビなどのケーブルをいちいちつなぎ替えなくていいので重要がありそうですね」と話していた。
日本トラストテクノロジーのモバイルバッテリー「MPB-32000」も要注目。5ボルトのUSB出力のほか、ノートPC向けのDC 20/19/16/12/6ボルト出力に対応したモデルで、容量は3万2000ミリアンペアアワーとなる。USB給電では2.5アンペアと1アンペアの同時出力が可能で、DC側は電圧によって3~4アンペア出力となる。重量は813グラムで、価格は2万3000円弱だ。
パソコンハウス東映は「スマホやタブレットだけでなく、PCなどのほかのデバイスもまとめて対応するものを探しているならちょうどいいバッテリーだと思います。容量単価も優秀ですしね」とプッシュする。
予約受付中のアイテムで関心度が高いのは、ASUSTeKの4K液晶ディスプレイ「PB287Q」だ。3840×2160ピクセルの28インチモデルで、4K出力時でも60Hzを確保する。中間色の応答速度は1ミリ秒で、BUY MORE秋葉原本店の予価は7万9800円となっている。同店は「4K液晶の関心度はどんどん上がっていて、10万円以下で買えるモデルを探している人はけっこう多いです。PB287Qも低価格ながらスペックに穴がないですし、売れると思いますよ」とコメントしていた。
関連キーワード
アキバ | 古田雄介のアキバPickUp! | パーツショップ | 自作 | PCパーツ
関連記事
- 連載:週末アキバ特価リポート
- 連載:古田雄介のアキバPickUp!
2013年のアキバを振り返る(後編)
前編に続き、自作PC街としてのアキバの2013年を振り返る。残るテーマは「奮闘するWindows 8.1」「開拓を先導し続けるNUC」「週末の華であり続けたSSD」「街のプチ再編と新たな兆し」だ。2013年のアキバを振り返る(前編)
自作PC街としてのアキバの2013年を、7つのテーマに分けて振り返ろう。前編のテーマは「レベル違いの円安値上げ」「熱い展開のグラフィックスカード」「小石もなかったHaswellの覇道」だ。アキバの深夜販売に300人――変わらない熱狂とちょっとした変化
Haswellこと第4世代Coreの深夜販売は予想以上のユーザーが集まり賑わった。その熱気の度合いや取り巻く環境の変化などの空気感をリポートしたい。パーツショップ栄枯盛衰(前編):まだオレらのホームだった「電車男」以前――自作PCの街アキバを振り返る
映画「電車男」がヒットした2005年。街の再開発が進み、思えばそのころから“自作の街・アキバ”の空気が変わっていった。当時の空気感を写真とともに振り返ってみよう。パーツショップ栄枯盛衰(後編):写真で見るアキバ10年史
自作の街・アキバはこの10年でどんな変化を遂げたのか。街のキーポイント18カ所の変遷を追いかけてみよう。とにかく、写真とキャプションで。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.