リニュアルしたゲーミングマザーの最高峰──「GIGABYTE Z97X-Gaming G1 WIFI-BK」:5年保証の安定重視(1/2 ページ)
GIGABYTEのゲーミングマザーといったら「目に鮮やかな蛍光グリーン」だった。そのテーマカラーを一新して生まれ変わったG1のハイエンドモデルをチェックする。
グリーンからレッドへ。イメージ一新のゲーミングマザーハイエンドモデル
GIGABYTEのIntel 9シリーズチップセット搭載マザーボードになって従来モデルからラインアップを拡張したのがGamingモデルだ。G1 Gamingシリーズは9モデル。そして、それとは別にもう1モデル、ゲーミングモデルが存在する。それがBLACK EDITIONシリーズの「Z97X-Gaming G1 WIFI-BK」だ。
GIGABYTEマザーボードラインアップの最上位シリーズ「BLACK EDITION」
BLACK EDITIONは、GIGABYTEが新たに追加した新シリーズだ。3モデルあるBLACK EDITIONは、G1 Gamingシリーズとスタンダードシリーズの各モデルをベースに、168時間(1週間)の耐久性試験を課し、これをパスした証として証明書を付し、さらに通常の製品よりも長期の5年保証にしている。G1 Gamingシリーズがベースとなる唯一のBLACK EDITIONモデルであるZ97X-Gaming G1 WIFI-BKは、Z97X-Gaming G1をベースに、さらにいくつかオリジナル要素を加えた。
そこで、BLACK EDITIONとしての特徴を確認する前に、まずは、G1 Gamingシリーズとしての仕様を確認しておこう。G1 Gamingシリーズは、GIGABYTEのゲーミングマザーのテーマカラーを従来のグリーンからレッドに変更した。また、ラインアップにおける製品のグレードを分かりやすくするために、ネーミングルールに番号を取り入れた。グレードを示す数値には3/5/7を用いる。ただし、7グレードよりも上のモデルとして、「GT」、そして、「G1」もあって、G1がトップグレードになる。さらに、その上のモデルとして、今回紹介するBLACK EDITIONシリーズのG1 WIFI-BKが存在する。
テーマカラーやネーミングルールを変更しても、マルチGPUやネットワーク機能、外観、そして、オーディオなど、ゲーミングマザーとしての機能は従来のGIGABYTEゲーミングマザーボードを受け継いでいる。マルチGPUサポートでは、G1とGTモデルにPLXのPCI Expressスイッチチップを搭載することで4-way GPU構成までサポートする。ネットワークでは、G1 GamingシリーズのすべてでKiller E2201を採用しているが、G1ではIntelのi217Vを追加したデュアルLAN構成となっている。
Z97X Gaming G1 WIFI-BKとZ97X Gaming G1で異なるのは、製品名にもある無線接続機能(IEEE802.11ac無線LAN+Bluetooth 4.0機能)のほか、大型ヒートシンクの搭載がある。G1 WIFI-BKの大型ヒートシンクは、2つのバルブ取り付け穴を備え、水冷に対応可能な設計となっている。Z97X Gaming G1のヒートシンクは水冷非対応で、サイズもややコンパクトなので、これは、BLACK EDITION限定のポイントだ。
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