レビュー

サンディスク「Extreme PRO」で“速すぎるSSD”の実力を試すショップで“うわさ”の高性能(1/2 ページ)

サンディスクからハイエンドラインアップの最新SSDが登場した。「この製品ができたから日本市場に本格参入する」と彼らが語る高性能をチェックした。

ココが「○」
・500Mバイト/秒台の転送速度
・10年間の長期保証
ココが「×」
・価格がやや高い
・120Gバイトモデルは用意しない

満を持して登場したSSDの「Extreme PRO」

 サンディスクのSSDといえば、これまでにもXシリーズの型番で知られてきたところだが、今回は「Extreme PRO」。SDXCカード製品のフラッグシップと同じシリーズ名で登場した(海外ではExtreme PROのほか、Ultra Plusなど、SDカードと同様の命名ルールを用いているようだ)。Extreme PROという名称からくる信頼性とスピードへの期待は高い。

Extreme PROはSerial ATA 6Gbpsに対応する

 具体的にスペックをチェックしてみよう。容量のラインアップは240Gバイト、480Gバイト、960Gバイトを用意する。120Gバイトのモデルは用意しない。転送速度は、シーケンシャルリード側が全モデル共通で550Mバイト/秒、シーケンシャルライトは容量で異なり、240Gバイトモデルが520Mバイト/秒、480Gバイトと960Gバイトが515Mバイト/秒となる。大容量モデルがわずかに遅いというのはあまりないケースだ。なお、ランダムアクセスでのIOPS値は、リードが1000K IOPS、ライトが90K IOPSで共通する。

 キャッシュ技術では、X210で採用した「nCache」の上位版「nCache Pro」を導入した。「No stall.No stutter.」とあるように、レスポンス面を強化する技術で、1日を通じて、1週間を通じて、年間を通じて高いパフォーマンスを維持するとし、「24×7」というロゴを掲げている。

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 なお、nCacheを利用しているときは、DDR SDRAMのキャッシュとNANDフラッシュの間にnCacheと呼ぶ不揮発の書き込みキャッシュを用いた構造だった。nCache Proも同様の構造とみられ、重いワークロードやマルチタスキング時に高速レスポンスの恩恵が受けられるとサンディスクではアピールしている。

 信頼性という点では10年保証を掲げている。さすがにSDXCカードのExtreme PROのように無期限保証とまではいかないが、SSDとしては異例の長期保証だ。

Extreme PROの“中身”をチェックする

 今回、検証用として用意したのはExtreme PROの240Gバイトモデルだ。内部を確認すると基板は片面のみの実装で、確認できるのは、コントローラとキャッシュ、そして8枚のNANDフラッシュだ。コントローラチップは、Marvellの「88SS9187」で、Serial ATA 6Gbps対応だが、2012年ごろから採用しているコントローラだ。キャッシュメモリはMicronの「D9QLJ」とみられる。(記事掲載当初、キャッシュメモリの記載に誤りがありました。おわびして訂正いたします)

240Gバイトモデルでは片面実装のみのシンプルなレイアウトだ

 NANDフラッシュメモリはサンディスクの「05445 032G」と思われる。32GというナンバーはGB表記であるようだ。256Gバイトのチップを実装していることになるが、240Gバイトを差し引いた残りは不良セクタなどが発生したときの予備領域ということになる。なお、金属カバーの裏には、コントローラ、キャッシュ、NANDのすべてに熱伝導シートを貼っている。シートを貼るのがコントローラのみというSSDも多いが、Extreme PROの放熱はより徹底しているといえるだろう。

Marvell製のコントローラ、Micronのキャッシュ、SanDiskのNANDフラッシュを実装している。ケースにはすべてのチップをカバーするように熱伝導シートを用いていた
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