ミドルクラスでは群を抜くゲーミング仕様のグラフィックスカード「Radeon R9 380X」
AMDは、3万円台半ばの価格帯では上位のスペックを備えたグラフィックスカード「Radeon R9 380X」を発表した。
AMDは11月19日、ミドルクラスの価格帯で、1440p解像度でのゲームプレイ時の高フレームレートを実現したゲーミング仕様のグラフィックスカード「Radeon R9 380X」を発表した。発売予定日は11月19日で、実売想定価格は3万円台半ば(税別)。
1440pの解像度でゲームをプレイする際に50fps以上のフレームレートが出せることが特徴で、スペックとしてはミドルクラス製品の上位に位置する。ゲームプレイ時のフレームレートの低下を防ぐ「AMD FreeSync テクノロジー」、フレームレートを制限することで電力消費や発熱を抑える「Frame Rate Target Control」、仮想的にディスプレイ解像度を超える描写を行うことで実際のディスプレイでの表示画質も表示させる「Virtual Super Resolution」などの機能も搭載する。
コアクロックは970MHz、グラフィックスメモリは256ビット転送の4GバイトGDDR5、インタフェースはPCI Express 3.0。その他のスペックは、コンピュータユニットが32基、ROPsが12、Typical Board Powerが190ワットとなっている。
また、同社が「Star Warsバトルフロント」ベンチマークを用いて行った競合グラフィックスカードとの比較では、2560×1440の高画質設定で、GeForce GTX 960 OC、Radeon HD 7850、GeForce GTX 660を上回る性能を示している。
なお国内のベンダーではCFD販売が、GPUにRadeon R9 380Xを採用したグラフィックスカードの販売を発表している。
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