ビジネスを華やかに彩る新世代2 in 1「HUAWEI MateBook」徹底レビュー:スマホ業界からの刺客(2/5 ページ)
スマートフォンでおなじみのファーウェイから意外な新製品が登場した。その名も「HUAWEI MateBook」(以下、MateBook)。CPUにCore Mプロセッサーを採用するデタッチャブル型の2 in 1デバイスだ。PC市場に進出してきた新進気鋭ブランドの“本気度”はいかに?(提供:ファーウェイ・ジャパン)
ビジネスも快適にこなせるハイパフォーマンス
見た目だけではなく、ビジネスツールとしての実力面も注目に値する。まず、携帯性の高さが大きな魅力だ。ボディーの具体的なサイズは、約278.8×194.1×6.9mm。狭額縁デザインのため、一般的な12型前後の液晶ディスプレイを搭載するノートPCやタブレットと比べてもフットプリントは一回り小さい。重量は約640g。10型クラスのタブレットに迫っており、携帯性は申し分ない。
この薄型軽量のボディーに、インテルの第6世代Core Mプロセッサー(開発コード名=Skylake-Y)を採用する。第6世代Coreと同じ構造のCPUコアやGPUコアを搭載しながら、ファンレス運用も可能なTDP 4.5Wを実現しており、本製品もファンレス設計だ。メモリ容量は最大8GB、データストレージは最大256GBのSSDと、タブレットとしてはかなりハイスペックな内容である。メインのビジネスPCとして使えるだけのスペックを備えている。
その実力は具体的にどのくらいなのか、ベンチマークテストで見ていこう。評価機はCore m5-6Y54、8GBメモリ(LPDDR3-1866)、256GB SSD(SanDisk SD7SN6S256G1027)、Windows 10 Home (64bit)という構成だ。
Core Mプロセッサー搭載機は、同じCPUを搭載していてもボディーの熱設計などによって実際のパフォーマンスに幅があるのだが、本製品のスコアはきわめて優秀といえる。
特に、システムの総合的なパフォーマンスを図る実践的なテストであるPCMark 8の各テストでは、Core i5を搭載したより大きな2 in 1デバイスと互角以上のスコアをマークしている。Webブラウザベース(テストではEdgeブラウザを利用)でWebアプリを使って書類操作(暗号処理含む)や写真整理、財務分析などを行なう際のWebXPRT 2015でもCore i5搭載機の90%程度と良好なスコアだ。また、同じ小型軽量のタブレットでも、Atom x5-Z8300搭載機とは、まったく次元の違うパフォーマンスを備えていることが分かる。
各種ベンチマークテストスコアの比較 | |||
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評価機 | MateBook(Core m5-6Y54搭載) | 某社Atom x5-Z8300搭載タブレット(10.1型) | 某社Core i5-6300U搭載2 in 1(12.3型) |
PCMark 8(Home Accelerated 3.0) | 2901 | 1346 | 2868 |
PCMark 8(Creative Accelerated 3.0) | 3569 | - | 3703 |
PCMark 8(Work Accelerated 2.0) | 3816 | - | 3566 |
Web XPRT 2015(Edgeブラウザで実行) | 388 | 114 | 437 |
CINEBENCH R15 CPU | 225 | 96 | 305 |
CINEBENCH R15 CPU(シングルコア) | 112 | 27 | 115 |
3DMark(SkyDiver) | 2339 | 830 | 3676 |
提供:ファーウェイ・ジャパン
アイティメディア営業企画/制作:ITmedia PC USER 編集部/掲載内容有効期限:2016年7月19日
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