スマートスピーカー日常機能ベスト5 「Amazon Echo」vs.「Google Home」:山口真弘のスマートスピーカー暮らし(2/3 ページ)
スマートスピーカーやその関連デバイスについて、試行錯誤を繰り返しつつ、機能をバリバリ使えるようになる(予定)までの過程を、時系列でお届けする本連載。今回は筆者がスマートスピーカーでよく使用している機能の「ベスト5」と、それを「Google Home」と「Amazon Echo」のどちらで使っているかを紹介する。
(3)音楽の再生
筆者が作業しているデスク上には、Google Home MiniとEcho Dotがそれぞれ設置されている。音楽を聴く場合、あまりボリュームを上げずにBGMとして流すことが多いため、音質の良しあしはあまり問題にならず、この2台のどちらを使っても大差ないのだが、現状で利用率が高いのはGoogle Home Miniだ。
これは、Echo Dotが届く前にGoogle Home Miniの側で音楽再生の環境を構築してしまったこともあるが、手持ちの曲をGoogle Play Musicにアップロードすることでリモートで再生できる機能の存在が大きい。これについてはAmazon Echoファミリーの製品では代替できないので(類似のワザはあるようだが)、今後もGoogle Home Miniを使い続けることになりそうだ。
ちなみに枕元に設置しているGoogle Homeでもたまに音楽を再生するのだが、こちらについては発売後のアップデートでイコライザー機能が追加されたのもプラス要因だ。低音と高音というわずか2択ではあるが、従来の課題だった音質は、かなり改善された印象を受ける。
(4)カレンダーの読み上げ
Googleカレンダーと連携して当日の予定を読み上げる機能は、Google HomeとAmazon Echoのいずれでも可能なのだが、筆者は今のところAmazon Echoに依存している。Amazon Echoの場合、Googleアカウントにログインして手動でカレンダーをひもづける初期設定が必要なのだが、それでもAmazon Echoの方がおすすめできる。なぜか。
それは、Google Homeが読み上げの対象とするカレンダーは、現状デフォルトのカレンダーのみだからだ。Amazon Echoは、読み上げ対象のカレンダーをチェックのオン・オフだけで設定できるが、Google Homeはそれができない。当初そのことを知らず、プライベートのカレンダーにあった予定を聞き逃すミスを犯してしまったため、以後はAmazon Echoばかりを利用している。
実は今月(2017年12月)に入って、Google Homeでもカレンダーの選択が可能になったらしいのだが、筆者の環境ではいまだソフトウェアが行き渡っていないようで、該当する設定項目が表示されないまま現在に至っている。今後どうなるかは分からないが、当面はAmazon Echoを使い続けることになりそうだ。
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