連載

実売3000円台で2つの家電を同時に扱える2個口スマートプラグを試す山口真弘のスマートスピーカー暮らし(3/3 ページ)

スマートスピーカーやその関連デバイスについて、試行錯誤を繰り返しつつ、機能をバリバリ使えるようになる(予定)までの過程を、時系列でお届けする本連載。今回は2つの家電製品をまとめて制御できる、STYLEDの2個口スマートプラグを紹介する。

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 といったわけで、極めて実用性が高い本製品だが、使いこなす上では前述の「ベッドライト」「扇風機」のように、接続する家電製品の名前を直接つけることをお勧めしたい。仮に「スマートプラグ1」「プラグ2」といった抽象的な名前で登録すると、何がつながっていたか分からなくなり、音声入力で誤認識が起こりやすくなる。具体的な機器名で登録すれば、こうした問題を回避できる。


スマートプラグに名前をつける際は、具体的な家電製品名で登録しておくと分かりやすくなる

 なお、本製品を使う上で注意したいのが、正面のコンセントおよび背面のプラグともに極性があり、取り付けられる向きが決まっていることだ。もし思ったように取り付けられず、上下逆でなければ差し込めない場合、家電製品の名前を先に登録してしまうと、修正の手間が生じる可能性がある。アプリ上で家電の名前をつけるのは、設置完了を待ってから行った方がよいだろう。


プラグには極性があり、向かって左側のピンが右側よりやや大きい

コンセント側も極性があり、左右どちらのコンセント口とも、向かって左側の方の穴が大きい。ちなみに「1」が右側、「2」が左側と、一般的な感覚からするとナンバリングの向きが逆なので注意したい

これからスマートプラグを買うなら2個口で決まりか

 以上ざっと見てきたが、価格も3000円台と安価で、動作の安定性も高い。アプリのローカライズはもう一歩頑張ってほしかった感はあるが、何の配慮もない輸入モノのスマートプラグが多数出回っている中で、きちんと作られた製品がこの価格で購入できる意義は大きい。

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 他にも消費電力の測定機能や、ネットワークが正常に接続できているかをチェックするための機能も用意されており、初心者からパワーユーザーまで、安心して使える製品だ。これからスマートプラグの購入を考えている人は、105mmという幅広の本体さえ許容できるようならば、先を見越して2ポートの本製品を選んでおくとよいのではないだろうか。

接続した家電製品の消費電力を一日単位で測定し、グラフ表示する機能も用意されている(画面=左)。ネットワークが正常に接続できているかをチェックするための機能もある(画面=右)
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