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Ryzen 3000時代に台頭するAORUSブランド古田雄介のアキバPick UP!(2/4 ページ)

AMDのRyzen 3000シリーズの好調が続き、アキバではパーツの一式買いが活発化している。その中でギガバイトのAORUSブランドの存在感が増しているという。先週はRyzen 7 3800XやGeForce RTX SUPERシリーズもデビューした。

Ryzen 7 3800Xが店頭に並ぶ――3900Xと3700Xは枯渇気味

 Ryzen 3000シリーズの売れ行きは複数のショップが「予想以上の伸び」と語っており、それゆえに人気モデルは入手困難な状況となっている。

 特に枯渇しているのは、最上位の「Ryzen 9 3900X」だ。初回入荷後は当面再入荷がないという予想に反して先週半ばに若干数が追加で出回ったが、週末までに払底している。次いで、「Ryzen 7 3700X」の在庫を切らすショップも複数みかけた。

 パソコンSHOPアークは「供給自体は思ったよりも順調ですが、それを上回る需要があって結果として品薄になってしまっています。ここまでの人気なら仕方ないかなというところまで来ていますね」とこぼす。

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パソコン工房 秋葉原BUYMORE店のRyzen価格表

パソコンSHOPアークの価格表。ともに先週末に撮影

 満たしきれない需要に応えるかたちになったのが、一足遅れて7月12日に登場した「Ryzen 7 3800X」だ。予価通り5万1000円前後で出回っており、3900Xと入れ替わるように瞬く間に人気CPUとなった。

 しかし、焼け石に水とのコメントもある。某ショップは「3800Xの入荷数もそれなりですが、需要に応えきるほど潤沢ではないです。組み込み向けへの振り分けもありますし、今後も潤沢な在庫というのはなかなか望めないでしょう。とはいえ、一時期のCore iほどの日照りにはならないでしょうけどね」と語っていた。


AMD「Ryzen 7 3800X」

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