連載

「Echo Show 5」を2週間使い込んで分かった操作のコツ山口真弘のスマートスピーカー暮らし(2/4 ページ)

スマートスピーカーやその関連デバイスについて、試行錯誤を繰り返しつつ、機能をバリバリ使えるようになる(予定)までの過程を、時系列でお届けする本連載。今回はAmazonの画面付きスマートスピーカー「Echo Show 5」を細かく見ていこう。

画面が明るすぎて見づらい場合は

 本製品を使い始めて感じるのは、画面がかなり明るいことだ。筆者はPCやスマートフォンの画面は標準よりかなり暗めにして使うのが常なのだが、本製品をPC用のディスプレイやスマホと並べると、他より明るすぎて目が疲れる。デバイスの性質上、長時間眺め続けることが少ないとはいえ、輝度の差がありすぎるのはちょっと困る。

 もちろん、明るさの自動調整を無効化し、自分に合った明るさに手動で変更するのは可能だが、そうすると輝度が固定され、夜間に自動的に暗くならなくなってしまう。せっかく時計を常時表示できるのに、夜中も明々と明るいままというのは避けたい。

 いろいろ試した限り、現時点でもっとも理想に近いのは、輝度を保ったまま画面を暗い配色に変える「ナイトモード」なる機能だ。色そのものが暗めになるというだけで、バックライトは点灯したままなのがやや気になるが、どうしてもという時はこれを試してみることをお勧めする。できれば、明るさの自動調整の基準値を下げる機能が欲しいところだ。

advertisement

「明るさの自動調整」をオフにすれば、手動で明るさを設定可能になる

ナイトモードをオンにすれば夜間は時計の画面を暗くできるが、時計のみであることに注意したい

ただし暗くするといってもバックライトは点いたままで、このように黒の部分も明るい状態となる

こちらは「明るさの自動調整」をオンにした状態。センサーによってバックライトの照度が下がるので目に優しい

少しでもよい音で音楽を再生するには

 スピーカーはベゼルの下側に搭載されており、下に向かって音が出る構造になっている。ウーファーを搭載したEcho Showのように、重低音がガンガン響くわけではないが、ボディーサイズからするとかなりパワフルな音で驚かされる。

 とはいえ、本格的に音楽再生などに使うのであれば、背面のステレオジャック経由か、もしくはBluetooth経由で外部スピーカーに出力した方がよい。というのも、スマートスピーカーは体の真正面ではなく、左右どちらかに寄って置かれることが多く、内蔵スピーカーだと音の左右のバランスがよくないからだ。配置を自由に変えられる外部スピーカーならば、こうした問題はない。

 また今回は試していないが、別売のスタンド(1980円)を使えば、スピーカーの下に空間が生まれる。画面の角度を調整可能になるメリットと合わせて、使ってみる価値はありそうだ。ただしこの場合、本製品の利点である背の低さが失われてしまう点には気をつけたい。


背面のステレオジャックに有線スピーカーを接続できる。Bluetoothスピーカーも利用可能だ

スピーカーはディスプレイの真下にある。塞がれていると聞こえにくく感じることもしばしばだ

1980円で発売されている専用スタンド。ブラックとホワイトの2色が用意されている

音楽再生を多用するのであれば、外部スピーカーをつないだほうが満足感は高い。音量の調節も容易だ

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.