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前面に時計が追加された「Echo Dot with clock」、従来モデルと何が違う?山口真弘のスマートスピーカー暮らし(2/3 ページ)

スマートスピーカーやその関連デバイスについて、試行錯誤を繰り返しつつ、機能をバリバリ使えるようになる(予定)までの過程を、時系列でお届けする本連載。今回は、前面に時計が追加された「Echo Dot」の新モデル「Echo Dot with clock」を使ってみた。

輝度調整はもちろん、壁掛け時などはオフにすることも可能

 新モデルと従来のEcho Dotとの価格差は、わずかに1000円。これぐらいの差ならば、時計付きモデルを買っておいた方が、どんな使い方をするにせよつぶしが利くと考える人も多いはずだ。

 もっとも、単に時計が追加されただけとはいえ、事前にチェックしておきたい点はいくつかある。例えば、時計はどのようにすればオフにできるか。時計が延々と点灯したままで、かつ輝度調整もできなければ、就寝時に枕元近くに置くと、まぶしくて困ることが予想される。

 時計表示をオフにできるとしても、それらは音声で指示するのか、スマートフォン経由になるのか、あるいはスイッチなどが用意されているのか、そのあたりも気になるところだ。

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 これらの疑問は、Alexaアプリを見れば概ね分かる。まず時計表示のオンとオフはアプリ上で行えるので、例えば壁掛け設置で正面が上を向く場合など、時計表示があると逆にわずらわしい場合などは、オフに切り替えればいい。

 また、周囲の明るさによって輝度を自動調整する機能を備えている。時間帯によって自動消灯させるのは無理なようだが、うっすらと光っているというレベルには輝度を落とせるので、まぶしくて困ることはまずないだろう。

 本来ならば、自動調整であっても基準となる明るさを変更できればよかったのだが、これは無理なようだ。また個人的に意外だったのが、試した限り、音声でのオンとオフができないことだ。これを見る限り、こまめにつけたり消したりはしないという設計思想らしい。


LEDが奥で点灯し、ファブリックを透過させて見せる構造だ

24時間表示に切り替えることもできる(上の写真とは時刻のゼロの有無が異なる)

時計OFFの状態。ディスプレイごと無効化するので、他の通知機能も使えなくなる

輝度は手動で調整できる

自動調整を有効にしておけば、照明を消すことで自動的に輝度が下がる

これらはAlexaアプリの「ディスプレイ」で調整を行う。従来のEcho Dotにはなかった項目だ

 続いて、Alexaアプリなどで従来モデルとの違いや気になるところをチェックする。

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