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マウスコンピューターが「浦和レッズオフィシャルパソコン」を発売! 触れるのは「埼玉県だけ」な背景は?

マウスコンピューターが浦和レッズ公式PCを発売した。埼玉県(発祥)の企業として、地元を盛り上げたいという思いが一致したようだ。

 既報の通り、マウスコンピューターは2月12日、Jリーグチーム「浦和レッドダイヤモンズ(浦和レッズ)」のオフィシャルノートPC「mouse X4-B-URDS」「mouse X5-B-URDS」を発売した。

 この記事では、同日に行われた発表会の模様をお伝えする。


mouse X5-B-URDS(左)とmouse X4-B-URDS(右)。浦和レッズのロゴとイメージカラーをあしらったオリジナル外箱に入って手元に届く

発表会に登壇したマウスコンピューターの小松永門社長(左)と浦和レッドダイヤモンズの立花洋一社長(右)

両社の結びつきは“埼玉県”にあり


浦和レッズオフィシャルパソコン開発の経緯を語る小松社長

 その名の通り、浦和レッズは埼玉県浦和市(現在のさいたま市)で生まれたJリーグチームだ。一方で、マウスコンピューターは埼玉県春日部市で創業したPCメーカーである(※)。共通点は埼玉県で生まれた会社ということだ。

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 「地域に根ざしたJリーグチームを、地域の人と一緒に盛り上げたい」(マウスコンピューター小松永門社長)という思いもあり、マウスコンピューターは浦和レッズの2019年5月から「オフィシャルPCサプライヤー」となった。その過程で、「普通に売っているものを出すよりも、オフィシャルPCを一緒に作ろう」という話になり、「浦和レッズオフィシャルパソコン」を開発することになったという。

(※)厳密には現在のマウスコンピューターの親会社であるMCJ(旧マウスコンピューター)

クラブの“即戦力”として100台納入済み

 オフィシャルPCの天板には、浦和レッズのタイプデザインがあしらわれている。マウスコンピューターのスタッフが「4~5種類の中から検討した」(小松社長)結果、シンプルなタイプデザインに落ち着いたようだ。


天板には「URAWA REDS」のタイプデザインが中央左寄せであしらわれている(写真はmouse X4-B-URDSの天板)

 デザイン面での工夫は天板だけにとどまらない。キーボードの「R」「E」「D」「S」キーが赤く塗られている。「見方次第では(レッズを象徴する)ダイヤモンドにも見える」キーボードの塗色は、あくまでも“たまたま”だという。


バックライト付きのキーボードは、「R」「E」「D」「S」キーが赤く塗られている

浦和レッズとマウスコンピューターの結びつきについて語る立花社長

 浦和レッズの立花洋一社長によると、クラブ(チームの運営など)全体でこのオフィシャルPCを合計で100台程度導入済みで「データの分析はもちろん、クラブの業務効率化にも力を発揮すると確信している」という。

 今回販路を絞りながらも一般販売することになったのは「(クラブの)スタッフに使ってもらって好評」だったことも背景にあるようだ。

実店舗販売は「埼玉県内のみ」 他都道府県サポーターは通販を

 浦和レッズオフィシャルPCは、マウスコンピューターのWebサイトや電話通販サービスで2月12日から販売されている。一部仕様をカスタマイズする「BTO(Build-to-order)」も可能だ。

 浦和レッズのオフィシャルWebショップ「URAWA REDS ONLINE SHOP」でも、2月14日14時から通常仕様(カタログスペック)モデルと、SSDの容量を256GBに減らしたモデルを販売する予定となっている。

 「実物を見てから購入したい」という人もいると思うが、商標などのライセンスの都合から浦和レッズオフィシャルPCは埼玉県内の店舗でのみ取り扱えることになっている。これはマウスコンピューター直営店も例外ではなく、展示と販売は「春日部ダイレクトショッププラス」(埼玉県春日部市)でのみ取り扱う。

 その他、埼玉県に所在する家電量販店の一部店舗でも通常仕様モデルを販売する。「埼玉県内にある店舗ならどこでも買える(見られる)」というわけではないので注意しよう。

  • でんきち:蕨店、東大宮店、上尾店、さいたま中央店、熊谷本店、蓮田店、川口差間(さしま)店、杉戸店、本庄児玉インター店、川島店、朝霞店、飯能店
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  • ソフマップ:大宮店
  • コジマ×ビックカメラ:浦和店、越谷店、新座店(「コジマ」業態では取り扱いなし)
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