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実売2万円台半ばの15.6型モデル MSI初のモバイルディスプレイ「Optix MAG161V」を試すモバイルディスプレイの道(2/4 ページ)

ゲーミングPCやPCパーツでおなじみのエムエスアイコンピュータージャパン(MSI)から、同社初となるモバイル液晶ディスプレイ「Optix MAG161V」が発売された。その出来栄えをチェックした。

最薄部で5.1mmのスリム仕様、でも重量はカバー込で約1.3kg

 外観上の特徴として、背面に段差があることが挙げられる。ポートやボタン類が配置された本体下部は厚みがあるが、上部は極薄で、公称値は5.1mm、実測だとわずか約4.7mmしかない。この「上部が薄く、下部が厚い」という構造もあってか、本体の安定性は高い印象だ。

 カバーを兼ねたスタンドはマグネットで吸着しており、利用時はカバーめくってスタンドへと変形させる。このあたりの仕様は、ライバル製品とほぼ同じだ。角度調節は2段階のみと少ないが、実際に使っていて不自由に感じることはなく、マグネットの吸着力も強い。

 重量は約0.9kgとされているが、これは本体のみの重量で、カバーを取り付けた場合は実測で約1.28kgと、1kgの大台を余裕で超えてしまう。1.5kgを超えることもある同等の製品よりははるかにマシだが、軽量と呼ぶにはやや無理がある。同社だけでの問題ではないが、メーカー公式の重量表記にはカバーを含まないことが大半なので気をつけたいところだ。

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付属のカバーで覆った状態。本体にはマグネットで吸着している

カバーをめくって背面を一周させ、スタンドの形状になるよう組み立てる。このあたりのギミックは競合製品とほぼ同じだ

横から見た状態。2段階に角度を調整できるうち、これは直立に近い角度

こちらはやや寝かせた角度。これよりも傾斜を付けることはできない

カバーの凹みがある2本の部分に、本体底面がマグネットで吸着される構造だ

カバーを完全に外したところ。背面に段差があることが分かる

厚みのある部分は公称で11mm、実測では約10.6mmだ

薄くなっている部分は公称値が5.1mm、実測では約4.7mmだった

カバー込みの重量は、実測値で約1.28kgとそこそこヘビー級だ。少なくとも軽量モデルとは呼びにくい

 それでは、PCに接続して使ってみよう。

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